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【書籍紹介】『パルムの僧院』(新潮文庫) スタンダール 著

『パルムの僧院』を紹介します。フランスの作家スタンダールの作品。他の著作に『赤と黒』『恋愛論』などがあります。フランス文学の伝統を継承した、濃密な心理描写を得意とする作家です。
舞台は19世紀初頭のイタリア。ナポレオンに憧れる青年ファブリスとその叔母ジーナ、さらにジーナの愛人モスカ伯を中心に、政治的策謀が絡んだ恋愛模様が描かれた作品です。
個人的には翻訳が古くて読みにくいのと、『赤と黒』の方が圧倒的に面白いことから、あまりおすすめはできないのですが、相変わらずスタンダールの心理描写は上手く、その点は信頼が置けます(情景描写は弱いけどwww)。
上下分冊の長編なので読むのに時間はかかりますが、スタンダールに興味がある方は読んでみてください。
それでは!

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荒野の旅人
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