【連載】第3次本州紀行~苫小牧→八戸→仙台→苫小牧~ 第4話「休息」盛岡~一ノ関 ※ホテル禁止
(3)盛岡駅~一ノ関駅「休息」
乗客はそこそこ多い。おそらく高い新幹線に乗りたくないのだろう。そりゃそうだ(まあ、止まらない駅に降りるのかもしれないが)。
この区間の主要都市は北上市や花巻市。北上川は有名だし、花巻には空港もある。
だが、一際目を引くのは、やはり平泉だろう(一ノ関の2つ北)。それが証拠に、老夫婦と思しき方が平泉の旅行ガイドを読んでいた。せっかくの旅行、ぜひ楽しんでもらいたい。
私は観光パンフを読みつつ、一ノ関到着を待つ。正直車窓はあまり面白くない。まあ沿線人口が多い幹線なので仕方あるまい。絶景のような視覚的楽しみは薄いが、幹線ながらもローカル風味を感じることは可能だ。
そうこうしているうちに一ノ関駅へ到着する。ここで1時間以上待ち時間が生じるので、昼食を確保する必要がある。
1時間で食事と探索を強行するのは負担が大きいため、食事に専念しよう。疲れも結構溜まっている。
大船渡線分岐かつ新幹線駅なので、ホームは長い。長万部駅を都会化したような感じだ。長いホームは旅愁を誘う。
ピカチュウもいる。なかなか粋な駅じゃないか。面白い。
駅前はなかなか都会だった。チェーンのビジネスホテルもあるし、商店もある。我が江別駅前よりはるかに活気があるといえよう。
探索するのも面白そうだが、腹が減っては戦はできぬ、だ。ひたすら移動する私の旅は戦のようなものだから、食糧は欠かせない。
駅に立ち食いそばがあるので寄ってみる。旭川駅や札幌の地下鉄にもあるのだが、なにげに立ち食いそばは利用したことがない。まさか岩手が初となるとは…。
三陸そば、というローカルフードらしきものがあるので、それを注文する。エネルギー補給のため大盛りを頼む。
そばが完成したが、思ったより少ない。なんか物足りないな…と思っていたら食堂の方から呼ばれ、間違って普通盛りにしてしまったので、追加で盛り直す、とのこと。
やっぱそうだったかwww
正式な大盛りはかなりのボリュームだった。正直オーバーフードだったようで、普通盛りで十分だった。少し攻めすぎたようだな・・。
食休みを挟み、小牛田行列車に乗車する。
小牛田は「こごた」と読む。初見だと「こうしだ」と読んでしまう人も多いだろう。私もそうだが、こうした読めそうで読めない漢字は興味深い。
さあ、仙台へ向けて鉄路を進もう。
次の停車駅は「有壁」だ。
(続く)
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