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【ゲーム紹介】「雪語り」(DC)

今回紹介するのは「雪語り」というゲームです。元はPCゲームらしいですが、ハード末期あるあるのコンシューマ移植でございますな。
雪女にまつわるお話で、スキー場の雰囲気はなかなか良かったのですが、如何せんボリューム不足感が否めませんでした。一応、思わせぶりな回想シーンが随所に入ってくるのですが、圧倒的に足りませんでした、描写が。
システム面も、選択肢の出現の遅さ、ボタンへの反応の悪さなどが目立ちました。致命的なのは既読スキップがないこと。これでは周回プレイも難しくなってしまいます。
BGMもいまいち印象に残らないものが多く、緩急の使い分けみたいなものもないので、退屈しがちです。メインヒロインルートの終盤に流れる音楽も、シリアスなのか、感動なのか、不気味なのか、よくわかりませんでした。
キャラと雰囲気はそこそこ良かったですし、雪女という日本的ホラーも題材としては悪くなかったと思います。ただ、それを上手く活かしきれなかった感じがしました。ちょっと残念ですね。
ただ、こうして見ると「かまいたちの夜」の凄さを実感しますね。本作も雰囲気作りはそれなりに成功していますが、吹雪かつ脱出不可能な雪山、という閉鎖的空間を見事に活用しきった「かまいたち」は見事だった…というほかありませんね(思いっきり脱線してますが…笑)。
不満が多い作品ではありましたが、たまにこういういまいちな作品を掴んでしまうのも、レトロゲーム集めの面白いところです。名作を遊びたいのは山々ですが、神ゲーばかりやっていてもつまらないですからね。名作とは、いうなれば無数の迷作、その屍の上に築かれた作品…といっても過言ではないですからね。にわかドリキャスプレイヤーの私ですが、これからもいろんな作品に挑戦したいですね。財布に余裕があれば…笑
そのためにも、消費税は0にしなければならない!(使命感)
てなわけで紹介記事はおしまいです。
ご精読、ありがとうございました!

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荒野の旅人
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