超簡単!!農家が儲かる事業計画の作り方
アグリビジネスパートナーの高津佐(こうつさ )です。
先日、Twitterで下記の投稿をしました。
今回は農家のための儲かる事業計画について解説します。
誰でも作れる事業計画
事業計画と聞くと、「少し難しい」とか「自分にできるのかなぁ」とか、思う人もいらしゃるかもしれません。
でも大丈夫
この記事を読めば、簡単に事業計画を作れるようになるし、しかも全部作らなくても、途中まででもOK
大切なのは「少しでも前に」そして「考えること」
未来からの逆算思考
事業計画を考える時、最初に決めるのは
①所得(利益)を決める
②家族の所得を決める
職業として、生活の糧として、農業という仕事を選んだのなら、最初に決めるべきは、「自分の目標所得」と「家族の所得」です。
事業計画を作るのが難しいと考えている方は、まずこの2つを決めるだけでもOK
自分たちの次は従業員
自分と家族の所得を決めたら、次は従業員さん
③従業員の給料を決める
働いてもらう従業員さんに給料総額でいくらぐらいお支払いしたいのか?
それを決めましょう。
ただし、基本給を上げたり、時給を上げたりするのではなく、基本ベースはそのままかもしくは少し上げるぐらいにして、儲けが出たら「ボーナス」で払うようにするといいかも知れません。(←この話は別の機会に)
人件費以外の経費は・・・
農業の経費を大きく分けると「人件費」と「それ以外」に分けることが出来ます。
「人件費」は自分と家族の所得+従業員の給料。こちらは、自分たちの目標として、毎年、設定することをお勧めします。
④その他は過去の実績を参考に
さて、それ以外の経費は、過去の実績を参考に設定しましょう。過去3年分ぐらいの確定申告書類(決算書類)をもとに、算出します。
注意点は、安易に平均値で求めないこと。
過去の数字は参考にして、来年度の農業生産の内容を想像しながら、自分で決めてください。
面積が増えたり、品目が変わったり、販売方法が変わったりする場合は、そのことを加味して数字を決めます。
大切なのは、とりあえずでいいので「決める」こと
売上目標は自然に決まる
①から④ができると、
⑤売上目標が『決まる』
①から④を合計すると、自分が欲しい所得も含んだ売上目標が自然に決まります。
つまり、①〜④の合計が売上目標になる感じですね。
売上目標を分解する〜分解思考〜
売上目標が計算できたら
⑥売上を品目や作型毎に分解する
これを「分解思考」と名付けましょう。
品目毎や作型毎に分解して、それぞれで売上がいくらになるか計算します。
売上の計算方法は
面積×反収×単価
これを品目数、作型数だけ計算して、最後に全てを足します。
その目標は簡単?難しい?
さて、①〜⑥まで出来たら・・・
⑦実現可能か検証する
その目標が果たして実現可能かどうかを検証します。
ここで注意点は、逆立ちしても実現できそうにない目標もよくないですが(あくまで来年の目標なので)、簡単に達成できる目標のよくないです。
少し背伸びしたぐらいの目標にしましょう。
目標が実現不可能な場合は・・・
①に戻って、①から⑥を再検討します。
慣れないと、①〜⑥を繰り返すことになりますが、そこは頑張りましょう!!
自分の農業経営を見つめ直すいい機会になります。
事業計画ができたら
事業計画ができたら
⑧あとは実行(栽培)あるのみ
あとは、栽培あるのみ
農業の本質はどこまで行っても「農業生産」です。
事業計画ができたら「「農業生産」に力を注ぎ、
目標の面積、目標の反収、目標の品質
を目指して、「農業生産」に全力投球です。
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