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36日目 サン・ピエトロ大聖堂

36日目です。今日も朝兼昼ごはんを立ち食いピザで済ませてから、サン・ピエトロ大聖堂に行きます。ここは混んでいて入るのに1、2時間待ちはざらだという話を聞いていたので、水を1.5L持って万全の備えで向かいました。

行ってみると確かに列はとても長かったのですが結構スムーズに進んで30分ほどで内部に入ることができました。

外観からとんでもなく美しいです。サンタンジェロ橋から大通りを通って聖堂内部に入るまでの道を一つのストーリーとして設計されているので、行く時はこのルートがおすすめです。

内部に入ってすぐ右にあるのがミケランジェロのピエタです。彫刻なのにキリストの筋肉の生々しい感じだったり、マリアの神々しさ、見た瞬間鳥肌が立ちました。本当に独特な雰囲気があります。

奥へ進むと聖ヒエロニムスの絵画がありました。

そして4つの聖遺物の像、そしてペテロの司教座があります。

この美しさは写真では全然伝えられません。見た時は本当に、究極の美があるとするならここが一番近いのではないかと思ってしまうほどでした。それこそ芸術論にある、美の原因は神にあって神から祝福された人が美しい芸術を生み出すという話を思い出しました。最近ずっと宗教芸術ばかり見ているのでそう思ってしまうのかもしれません。

他にも有名なラファエロのキリストの変容も見てきました。

お金を払うと行けるクーポラももちろん良かったです。バチカン市国と言うと2枚目の景色は有名ですしね。行って損は無いと思います。

6ユーロで宝物館にも行けます。歴代の教皇の服だったり装飾品が色々あります。

あと宝物館にはピエタの複製品があります。本物の方はガラスがあるので遠くからしか見えないのですが、こっちは近づいて細かい所まで見ることができます。マリアの肩にかかっている紐にはミケランジェロのサインもあります。ミケランジェロが作品にサインをしたのはこのピエタだけだそうです。

帰り際にスイス傭兵も見れました。スイス傭兵は歴史的にもおもしろいので結構調べてました。数年前に興味を持っていた物をこうして実際に行って見ると感慨深いものがあります。

結局サン・ピエトロ大聖堂だけで一日が終わってしまいました。出てからお腹が空いていたのでパスタを食べて夜の街を歩きます。

明日の夜はどこまで回れるか分からないので最後の夜と思って色々見て回りました。ローマは見る所がたくさんあって本当に良かったです。またいつか必ず来ると思います。また来た時、同じ物を見ても思うものが違ったりするのでしょうか。

明日はバチカン美術館に行きます。明日でイタリア編は終了になります。次は花の都パリです。

今日も一日お疲れ様でした。

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