子供はたくさんの事を学ばせてくれる先生
娘が生まれた時、初めて
私は幸せになれる人間だと知った。
大きくなった娘は鬱になり、
その姿を通して
自分らしく生きる
自分を大切にして自分のために生きる
ということを学ぶためのきっかけをくれた。
苦しみながら客観的に見せてくれて
その大切さを私に教えようとしているようだった。
「娘には自分を大切にしなさい!と言いながら、親が自分を大切にできないなんて…言ってる事とやってる事が違うでしょう?」
と、クチには出さないけれど、
そう言われているような気がした。
また、娘は人を癒す力がある。
その全力で私を癒し
守ろうとする不思議な人だ。
私にとっては、神様からのご褒美のような人だと思うし、出会わせてくれたことを心から感謝している。
息子は私に似ている。
だから、息子に対してイラッとくる時、ほとんどの場合は
その問題点の本質が私にも当てはまる。
私もそうだから言えない💦
でもごめん…言っちゃう!
そして、私にも言い聞かせる。
人のフリ見て我がフリ直せ…。
きっとこの子は、自分の姿を通して
分かりやすく大事なことを
私に教えてくれている…。
それだけではない。
息子はたくさんの事に気づくヒントを
分かりやすく教えてくれる。
とても教えるのが上手い。
本人は気付いていないかもしれないが
私と議論しながら、色々な事を
私が考えもしなかった多方面から見て話す。
反対側の人の立場や、少し別の世界?から見て考える事ができるようにしてくれる。
そしてその中で、
今までとは違う見方や答えを
気付かせてくれることが多い。
すごいと思うのは、
息子が自分の意見を押し付けるのではなく、客観的な事実や状況や違う立場の考え方を説明し、どう思うのかを議論するイメージなので、息子も私も
それぞれが自分で考えて答えが出せるようにしてくれるのだ。
先生みたいだなぁ。
それから、息子は面白く教えてくれる先生でもある。
ある日、上司に仕事のことで本当にひどい事を言われた。
パワハラで訴えてもいいくらいの事だった。
私はとても傷つき、退職を決めた。
ずっとその上司の言葉がよみがえり、何度も何度も私を苦しめた。
しばらく我慢していたが、家でその話をした時は、声をあげて泣いてしまった。私が感情をそこまでむき出しにして人前で泣くことは無いので、家族もびっくりしていた。
本当にとてもつらかった。
家族は全員私に甘いので、心配して
『いつやめるの?今日こそ会社に言う?』と毎日聞かれた。
会社に退職希望を出した日は
義理の母が『あら良かったわね、お疲れ様🎵』と笑顔で拍手して喜んでくれたほど…。
私が大泣きした日、
息子に、何と言われたのか?を聞かれた。
私は泣きながら、言われたままの言葉を言った。
息子は「そいつ、クソだ。」
と言った。
そのあと、その上司がどんな人なのかを私が話していたら…
息子「うんこ、うんこう~んこ、うんこ。うんこっこ。」
と、うんこ語(?)に変換してくれた。
あれ?
うんこ語なら、全然悲しくない!?
私「うんこ、うんこ、うんこ。うんこっこ、うんこ。」
(訳:あのね、その上司、本当に酷いのよ。私がどんなに頑張っていても、全然見てないし、無理難題を平気で押し付けてくるの。)
と、その上司への恨みをテキトーな
うんこ語に変換して話してみた。
あれ?全然つらくない。
それどころか
あはははっ😆✨なんか面白い!!
二人でしばらく、うんこ語で会話をした。
お互いに何を言っているのかは
全然分からなかったけれど、
恨み言も愚痴も、全然痛くも痒くもなくて、気分が悪くもならないし、笑いしか出てこなかった。
(これを読んでいる良い子はお食事中ではないと思いますが、もし、そうでなくても、ウンコという表現を不愉快に思われる場合はごめんなさい💦)
同じ人から発せられる言葉が
うんこ語なら傷つかない。
相手がどんなクソみたいな言葉を発しても
うんこ語だと思えば、全くもって
ぜんぜん平気でいられるんだな。
面白いな。
そうか…!
もしかしたら、相手の言葉を
自分がどう受け止めているのか…
ということがポイントなのね。
上司は、クソ(みたい)な言葉を言っただけなのに
その上司の言葉に反応して、
勝手に自分を傷つけていたのは
私自身だったのか…!
息子の、なぞのうんこ語によって
私は苦しみから解放された。
また、誰かに嫌なことを言われても
うんこ語に変換して
自分を責めたりせず
聞き流せるようになれた。
凄いなー。息子のおかげだわ。
私は息子に私の考えを伝えて
お礼を言った。
息子は笑いながら
「その上司がクソみたいな人間だと思っただけで…そんな意図は無かったんだけど。ママがそう考えられる事の方が凄いと思うよ。元気になって良かったね。』
と言ってくれた。
あぁ、なんて褒め上手♪
そして、なんていい子なの…♥️
きっと息子も
神様からのご褒美なのね。