【レース回顧】日経新春杯8枠から2頭が馬券に絡む!ブローザホーンが豪快な差し切り勝ち
日経新春杯のレース回顧記事です。
2024年 1月14日(日) 1回京都5日目 晴 良 15:35 発走
11R 第71回日経新春杯
4歳以上・オープン・G2(ハンデ)(国際)(特指) 14頭立 芝 2400m・外 (A)
ラップタイム
12.7-★10.4-★10.6-11.9-12.7-12.3-12.2-12.6-11.9-12.1-12.0-12.3
ハイペース
前半3Fがとても速く、ハイペースなレースでした。原因としては、6番と4番がハナ争いで競ったからです。
コーナー位置
1角 : 6,4,12-13-14(2,7)(5,8)(9,11)-3,1,10
2角 : 6,4(13,12)-14(2,7)(5,8)(9,11)-3,1,10
3角 : 6(4,12)13(2,14,7)(5,8)9,11-3(1,10)
4角 : (*6,14,7)(13,12)8(4,5)(2,9,11)3,10-1
レース結果
1着 ブローザホーン
ブローザホーンは中団やや後ろのハーツコンチェルトの後ろにポジションを取りました。4コーナーあたりから徐々に加速していき、直線ではそとに位置を取り一気に加速しました。先行馬が少し失速する中ペースを上げて伸びていました。2,3着馬が内を通っていたにもかかわらず、ハーツコンチェルト同様外を回ってきてあの末脚をつかえるんですから、この馬が1枚上手だったことがわかります。この馬は2000m以上のレースで結果を残していますが、荒れた馬場での好走があったので今の京都の馬場にマッチしていたように思います。小柄な馬なので今回大きく馬体重を減らさなかったのはよかった。420キロをキープして次走出てくるのであれば期待ができる。
2着 サヴォーナ
サヴォーナはスタートがやや出遅れてしまったが、内へ行きながら先行して逃げ馬の後ろのポジションを取ることができた。第4コーナーから直線に入るところで逃げ馬が失速してきてサトノグランツがスッと逃げ馬の隣に入ってきた。そのため追い出しに若干遅れが生じたがサトノグランツを差し切れたのはよかった。これはハンデの差であると考えている。キズナの牡馬ということもありタフな馬場でもしっかり粘ることができたのは評価できる。
3着 サトノグランツ
サトノグランツは大外枠からのスタートでゆっくり馬群に加わり、先頭集団で競り合っているところに加わることがなく、中盤まで自分の競馬に徹していました。第4コーナーのところでは、前の馬が垂れてくるのを見越してうまくかわしてサヴォーナの追い出しを一瞬遅らせました。そのあとサヴォーナに差し返されてしまいますが、斤量差を騎手の腕でカバーできているように感じました。
4着 ハーツコンチェルト
ハーツコンチェルトはスタートややで負けしたものの先行して外から来たサトノグランツの後ろにポジションを取った。レースでは終始外を回される展開でした。直線に入ると期待していたほど伸びてくることはなかった。しかし、ハイペースで内が有利な馬場であったことを考えると3着との大きな差はないように見える。しかし、勝ったブローザホーンには完敗でした。
5着 カレンルシェルブル
カレンルシェルブルはスタート直後外によれて隣の馬に接触してしまった。馬群に加わる進路が絶妙で出だし遅かったがインの後方にポジションを取れたのはとてもよかった。直線では勝ち馬の後ろを走って追いかけたが差は縮まずでした。
6着 レッドバリエンテ
レッドバリエンテは後方からの競馬になり馬群で足をためるも直線での伸びは思ったほどなく、今の京都にはあっていないのかもしれない。斤量が有利だったので残念な結果でした。
9着 ハーツイストワール
ハーツイストワールはスタート後内によれて隣の馬と接触してしまいました。最後方からの競馬になってしまい、直線で追い出すも前には届くポジションではなかった。先行できると思っていたのでプランが崩れて見せ場がなかった。
まとめ
1月14日に京都競馬場で行われた日経新春杯は、中団から脚を伸ばした1番人気のブローザホーンが、最内で追い込んだ3番人気サヴォーナに1馬身差をつけて優勝した。
ブローザホーンは、中団で脚をため、直線で外から豪快に伸びて優勝。前走の京都大賞典で心房細動で競走中止となったが、見事に復活を果たした。
一方、4歳世代は、サヴォーナとサトノグランツがデータ通り、4歳世代の優勢が表れていた。しかし、勝ち馬との差は明確で4歳世代にとっては今後厳しいと予想する。
この結果を受けて、今年の4歳世代は、能力があまり高くないのか、それともまだ経験不足で、大レースで勝ち切るには力不足なのか、今後のレースで注目が集まる。