浜崎あゆみ論④〜ガッカリ したその後に part.2〜
浜崎あゆみのガッカリシリーズ part.2を
ここに記しておこうと思う。
(part.1も見てみてくださいね)
さてさて、第2回目のガッカリは、
言わずもがな、「ボルデリショック」である。
(こちらも「ボルデリショックから学ぶこと」という記事を見てみてください♪笑)
2005年9月リリースの「HEAVEN」
2005年11月リリースの「Bold & Delicious」
この2ヶ月あまりの間に、
浜崎あゆみの運命は変わってしまった。
僕は生粋のあゆファンだったので、
「Bold & Delicious」のリリース発表があり、
実際に音源を聴くまでワクワクしていた。
あゆ自身が「劇的な曲だ」
スタッフも「新境地だ」と言うのだから
楽しみでないはずがない。
しかし…曲を聴いてみたら…
文字どおり固まってしまった。
なんなら胸焼けがした。苦しかった。
え…何があったの?としばし放心状態だった。
歌詞を見ても悲しかった。
「分かるよ、大胆にいきたいんだよね」
でも、そんなことをわざわざ曲に書かないで。
大胆にいきたいなら、
それは楽曲づくりで体言したらいい。
涙が出そうになった。
しかし、こんな声は当のあゆに届くはずがない。
謎のゴスペル路線、謎の洋楽意識は、
元旦リリースのアルバム「(miss)understood」に引き継がれ、あゆ神話は見事に崩壊した(セールス的に)。
2005年11月の「Bold & Delicious」
2006年1月のアルバム「(miss)understood」
からの
2006年3月のシングル「Startin'」
このシングルも、僕には受け付けなかった。
ねぇあゆ。
誰でも書ける人生の応援ソングなんて
あゆじゃなくてもいいんだよ。
本気でそんなことを思っていた。
歌番組の扱いも悪くなり、
これからあゆは下降するんだろうと思った。
(とは言え、僕はファンだ。
また浮き上がれるという夢物語を描いていたりしたのだが…)
さてさて…
でもね、あゆはやってくれた。
そうです「BLUE BIRD」。
歌詞は薄いのだろうが、これは曲勝ち。
全盛期のあゆの曲制作に深く携わったD.A.Iが手がけた。
やってくれた、あゆ。
あなたには力が残っていた。
からの!!!「JEWEL」だよ。
とてつもなく儚げな歌詞。
あまりあゆを知らない人が、
この歌詞を見ても響かないかもしれない。
でも、今まであゆを見守ってきた人は、
心の琴線に
くるものがある。
「当たり前のように日差しが降り注ぎ
優しい風揺れた ある日のこと
僕の中で何かがそっと強く
確かに変わっていくのを一人感じていた」
嬉しかった。こんな歌詞をまだ書けるなんて。
僕は、このフレーズは、
2005年のHEAVENまでのマンネリを感じてから、
ボルデリを生むに至った過程を表現していると思う。
(つまり、HEAVENからボルデリの間の気持ち)
ボルデリは失敗だったのかもしれないけれど、
それも含めて人間らしくて、
どうしようもなく愛しい。
それも含めて浜崎あゆみなのだ。
今のあゆは行ききってしまったけれど、
この穏やかな気持ちを、ずっと持ち続けていたら、
あゆの人生はきっと、もっと穏やかに
満ちたものになっていたはずだよ。
でも、それができないのが浜崎あゆみ。
人間らしくてたまらない。大好き。
矛盾しているけれど、僕はあゆはこれでいいと思う。
というかそう思いたい。
「JEWEL」、まじの名曲です。
そして、このJEWELが発表された後に
リリースが決定したアルバム「Secret」は
まさに名盤なのです。
語りたいけど、長くなるのでこの辺で。
あゆファンで良かった…。
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