指導者に望みたい「自ら考える選手」の輩出
このnoteは、山口短期大学硬式野球部の「こうたろう」こと監督の中島が、日々の練習内容や考え方をメモするためのものです。
今日は、自ら考えるです。
長男が高校時代、「大学行きたいんじゃけど」と言ってきた。
私は「何をしに行きたいのか」と問うと「救急救命士になりたい」という。
目標があって大学に行きたいと言った。
「取り敢えず上の学校へ進学してそこで考えればいい」と
テレビか何かで保護者の声を耳にしたことがある。
それもあり。
目標をもって入学しても、勉強してみると自分には合わないと
進路変更する学生もいる。
私もその一人。小学校教員になりたいと本学に入学したが、
自分の学力ではできないと感じていた。そして、努力もしていなかった。
数多くの大学受験に失敗し、当時、高校の監督から「お前が育てた子供を
俺がみるというのもいいな」という進めで本学に決めた。
進路を決める高校生にとっては人生のターニングポイントとなる。
そこには先生方の進めは大きい。
冒頭に親として「大学へ何をしに行きたいのか」と言ったが
子どもの将来のことより、目先の経費について考えたことは
事実である。
こんなはずじゃなかったとドロップアウトする。
でも、そこに行くと決めたのは自分。
こんなはずじゃなかったと思うのは自分。
人からの進めはあったが、人が決めたことは何もない。
上手くいっていると自分のせいに。
上手くいっていないことは人のせいに。
嫌ならやめていいと思う。それは自分が決めたことだから。
でも、親の立場では「なぜ」と思うこともわかる。
指導する側は、そうならないように、選手との関りを大切にする。
「自らの意思で考える力を持った選手が一人でも多く輩出されることを望む。」私もそう思う。
考えて、行動して、結果を出す。
長い人生、その判断が間違っていたか、そうでないかは
後になって感じること。
それは考えて自分が決めたこと。