人生のテーマは「身軽であること」

しまった、言いたいことがタイトルに全て詰まっていて本文に書くことがない。
って、そんなわけにもいかないので少し頭の中を書き出していく。

1年8ヶ月前、今後のことを全く決めずに退職した私は途方に暮れていた。
やりたいこと、特に無し。転職活動する？でも同じ職種には就きたくない。

目指す方向がわからない完全迷子の私は、こうありたい、己の理想の状態を考えた。思考の迷宮で迷子どころか遭難するかと懸念したが、答えは割とあっさり出た。

「常に身軽な状態でいたい。」

これだ。
いつでも仕事を辞められること（残念ながら「ずっと働かない」という選択肢は取れないが）。
その気になれば日本のどこにでも移住できること。
休日の朝に思い立って旅行に行けること。
すぐに引っ越せるぐらいの物の少なさ。
疲れた時の夕食を、自宅で納豆卵かけご飯を食べるか外食できつね蕎麦をいただくか選べること。
背負うものが自分の命以外ほとんど無いこと。
そんな状態でありたい。

悲しいことに私は脳のキャパシティが小さく、同時に色々なことはできない。
例えば会社で昼休みに誰かと一緒にご飯を食べると、会話を成り立たせることに脳のリソースを全て取られてしまい、ご飯の味が分からない上にまったく休憩にならない。適当な理由をつけて一人でランチタイムを過ごせるようになった時は心の底からホッとした。

正確には「身軽でいたい」という能動的なものではなく「身軽でいないと苦しい」という方が正確かもしれないが、どちらにせよ人生の指針がハッキリして、いくらか生きやすくなった。

さあ、今日はこれから引っ越しに向けて断捨離に勤しもう。
（ちなみに物件はまだ決まっていない）