kouta505

ヴィンテージスウェットコレクター 1920~1940年代のスウェットについて書いています。

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ヴィンテージスウェットコレクター 1920~1940年代のスウェットについて書いています。

最近の記事

戦前のディテール ①変形袖リブ

今回から数回に分けて1920~1930年代に見られるディテールについて書いていきたいと思います。 巷ではロックフードやツートンは聞き慣れた言葉ですが、 スウェット好きの間ではあまり聞き慣れない単語が使われることもあります。 今回はそんなディテールを書いていきたいと思います。 ネットや雑誌でも詳しく解説されることはないのでスウェット好きな方は是非ご覧ください。 ○変形袖リブ 近年、SPALDINGから復刻がされ知名度は上がってきているかもしれません。 1916年に

    • 肩リブ一体型両V

      1920~30年代には目を疑うような興味深いディテールを持ったスウェットが存在します。 そんなスウェットをそれなりに見てきたつもりです。 でも、稀に信じられないディテールを持った一着に出会うことがあるのがこのジャンルをやめられない理由の一つでもあり、楽しみでもあります。 今回紹介する一着もそれに当てはまります。 パッと見は古着好きな人には所謂、 『肩リブ付き両V』に見えると思います。 見慣れたディテールでしょうか? でも、それはウールスウェットで見かけるディテー

      • CHAMPION 1st REVERSE WEAVE

        今回は初期のリバースウィーブのお話です。 1938年に製法特許を取得した一枚生地の両Vリバースウィーブ。 数年前までは知る人ぞ知るリバースウィーブだったと思いますが、以前に比べると知名度は飛躍的に上がっているのではないでしょうか。 私自身、初めてその存在を知ったのはスウェットを集め始めた約10年前の2014年頃。 その頃は私の回りではこの存在を知っている人も少なく、 それがどういった物なのか、そしてそれを手に入れたいと思っても情報も少なく苦戦したのをよく覚えています。

        • カラースウェットはいつから?

          今回はちょっと変わったダブルフェイスのお話です。 一般的に『ダブルフェイス』と言うと、 殆どの人があの分厚くてモチモチとしたスウェット生地×スウェット生地の保温性を上げる事を目的として作られた後付けパーカーを思い浮かべると思います。 今回はそれではなく、古い年代にしか見られない変わったダブルフェイスをご紹介します。 こちらです。 表が天竺素材(Tシャツ生地)、裏はスウェット生地です。 ただ表の素材が違うだけではなく、一般的なダブルフェイスとの違いはスウェット生地です

          CATALOG

          今回は少し脱線してカタログのお話を・・・ 興味のある方は少ないと思いますが、よろしければ最後までお付き合いください。 私が収集しているカタログは1920~1940年代のスポーツウェアメーカーのものです。 有名なメーカーでいうと、 『SPALDING』 『Lowe&Campbell』 『WILSON』 などが有名です。 サイズも小さく薄いです。 カタログは日本ではあまりメジャーではないので買い付けてくる古着屋さんも少ないです。 ジャンルもヴィンテージ古着と言

          コットンスウェットの始まり

          コットン100%のスウェット。 今では当たり前ですが、誕生したのはいつから? この疑問、集め始めた当初からずっと頭の片隅にありました。 インターネットで調べても、これまた微妙な情報ばかり。 この一文はよく見かけます。 でも現物のヴィンテージやラッセルのカタログ等、信憑性のある情報は得ることができません・・・ 今回も私なりに調べた情報を書いていきます。 推測も含まれていますので、それも踏まえてご覧いただければと思います。 ○コットンスウェットの始まりSpaldingの1

          コットンスウェットの始まり

          CHAMPION Running Man Tag

          今回はCHAMPIONの古いタグについて書いていきます。 数あるCHAMPION製品のタグでもっとも有名なタグの名称はやはり『ランタグ』でしょうか。   日本ではランナーズタグ、アメリカではランニングマンタグと呼ばれています。 そのランタグの初期、それも初めてランナーをタグにデザインしたタグをご紹介していきたいと思います。 CHAMPIONのいわゆる『デカラン』は皆さんご存じだと思います。 でも、それよりも古いタグは知らない方が多いですよね。 それもそのはず。 滅

          CHAMPION Running Man Tag

          HOOD SHIRTS 後編

          前編を書いていた頃よりもスウェット市場はさらに高騰が進んでいます。 いつかは後付けパーカー・・・と思っていた方は多少高くても購入できる状況なら早めに決断されることをオススメします。 半年後には買って良かったと思うでしょう。 ヴィンテージスウェット市場は世界規模でまだまだ高騰していくはずです。 それでは後半進めていきます。 ①ロックフード(シングルフェイス) ②ロックフード(ダブルフェイス) ③後付けパーカー(シングルフェイス) ④後付けパーカー(ダブルフェイス) 今回

          ¥300

          HOOD SHIRTS 後編

          ¥300

          HOOD SHIRTS 前編

          最近世界的に高騰が著しいヴィンテージのパーカー。 特に後付けパーカーやロックフードを必死に探している方は多いのではないでしょうか。 でもその後付けやロックフード、物自体は有名ですがそれらの年代やディテールはざっくりとした情報しか流通していません。 今回はそんな戦前のパーカーについて書いていきたいと思います。 戦前のパーカーは大きく分けると4パターンです。 ①ロックフード(シングルフェイス) ②ロックフード(ダブルフェイス) ③後付けパーカー(シングルフェイス)

          ¥300

          HOOD SHIRTS 前編

          ¥300

          はじめまして。

          ヴィンテージスウェットを集めています。 主に戦前、1930年代前後のスウェットを集めています。 その年代のスウェットに本気で向き合い始めて10年余りが経ちました。 私はスウェットコレクターとしては後発でした。スウェットコレクター歴10年は決して長い方ではなく、集め始めた頃から既に何人もの偉大な先輩コレクターが存在していました。 コレクター歴は長くない分、必死に集めてきました。もちろん現在も探し続けています。 この10年間、スウェットのことばかり考えてきた私が得てきた情

          はじめまして。