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脳は何歳になっても鍛えられる!


今回の記事を見てほしい人

・年を取って考えることが鈍いと感じている人

・脳の仕組みについて知りたい人



今回の記事は書籍「アタマがみるみるシャープになる 脳の強化書」から抜粋させていただいています。この本は私が購入した時点で20万部を売り上げています。私は本の紹介をテレビで取り上げられているところを見て、機になり購入に至りました。


この本は具体的に脳を鍛える方法が書いてあります。そもそも、脳を鍛えるとはどういうことなのかも細かく書いてあります。


私自身はこの本に書いてある方法を実践できるものは日常生活でも行っているのですが、効果自体は今のところ分かりません。


「めっちゃ今日は脳が冴えている!」、「脳が昔に比べて回転がなった」ということはわからないのですが、それでもできるところからコツコツと継続することが大事と思っています。


脳の構造から、脳の働き、具体的なエッセンスまで科学的根拠をもとに記載されています。脳に少しでも興味のある方は一読したら面白いと思います。



実は脳は死ぬまで成長を続ける!


生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、まだ成長する前のまっさらな状態です。一生の中で最も脳細胞が多いのは、この赤ちゃんの時期なのです。そのあと、脳細胞の数は年齢を重ねるにつれて減少していきます。


そして脳細胞の現状に反比例するかのように、脳内ではアミノ酸などの物質が増えていきます。アミノ酸は「生命の源」と言われるように、体を形づくるうえでは欠かすことのできない栄養成分です。脳細胞は、数こそ少なくなっても、このように栄養が供給され続ける限り、その成長を止めることはないのです。


つまり、私たちの脳は、死ぬまで成長し続けるのです。


脳が最も成長する時期は20代から40台にかけて



脳には本来、「成長したい」」というエネルギーが満ち溢れています。その勢いが最も強くなるのが、20代から40代にかけてなのです。この時期に正しく鍛えることができれば、脳はどんどん強くしなやかになっていくのです。


なぜ、20代から40代なのか?



これには理由があります。


20代前半までは、多くの人が学校生活を送っていますが、学校では決められたカリキュラムをこなすことに重点が置かれ、それ以外の能力はあまり重視されません。ですから、脳の中の基本的な部分が集中的に使い込まれているにすぎないのです。


ところが、学校を卒業すると社会に直接アクセスする機会が増えるため、学校時代には使われなかった脳を働かせる機会が劇的に増えます。


つまり、脳が本格的に刺激を受け、成長を始めるのは、社会人になってからなのです。


私たちは「将来こうなりたい」という姿を思い描き、多種多様な目的をもって社会に出ていきます。そして社会も、業種や職種に応じて様々な役割を私たちに求めていきます。


脳の成長エネルギーが強くなるのが、まさにこの社会人としての時期ですから、本人の意識次第で脳そのものも大きく成長する可能性を秘めているのです。ですから、20代から40代は脳科学的に見ても積極的にチャレンジすべき時期なのです。


しかし、その時期に「今更鍛えても遅い」とネガティブになったり、「自分の能力はどうせこんなもんだ」と決めつけてしまったりするようでは、脳が順調に成長できるはずがありません。学校でも脳の鍛え方というものは教わりません。


この本には「脳番地」という発想があります。脳には1000億個を超える神経細胞が存在しています。このうち、同じような働きをする細胞同士が集まり、脳細胞集団を構成しています。そして、この細胞集団はそれぞれの働きによって脳内に「基地」を持っています。思考に関わる部分、記憶に関わる脳細胞のが集まる場所、運動にかかわる部分、といった具合になります。私たちが何か行動を起こす場合、この脳細胞集団が複数で連携して働いていると著者は言っています。


この脳番地を鍛えることによって脳を鍛えていくのです。そして、この「脳番地」の連携が進めば、神経細胞同士のつながりが強くなるため、脳の機能は強化されていきます。


脳番地を刺激する3つのポイント



一つ目は、日常生活を見直すことです。


これをすることによって知らない間に身についていた「習慣」を見直すことができます。例えば、外食中心の生活から自炊中心の生活に変えたらお金のことを気にして、生活自体が変化していくでしょう。


このように生活習慣を変えることによって「脳番地」にゆさぶりをかけていきます。生活習慣を変えることによって眠っていた脳番地が刺激を受けたり、無関係だった脳番地同士がリンクしたりします。


脳を鍛えるには特別なことをする必要はありません。このように、日常生活を少し見直すことで、使っていない脳番地に刺激を与えることができます。


二つ目は脳の「癖」を知るということです。脳の「癖」とはどのようなものなのかというと、褒められたらうれしいと脳が反応したり、何かを説明するときに数字を挙げたり、仕事をするときに時間制限をしたり、睡眠をしっかりとったりすること。これが脳の癖というものです。


好きなものに反応したり、嫌いなものには目を背けたりすることなどがあります。これも脳の癖なのです。この脳の癖をしっかり知っておくことが必要なのです。


3つ目は「したい思考」で発想することです。


多くの人は「するべきこと」をたくさん抱えています。自分にとって「やりたいこと」があっても、それができないほどやるべきことが多すぎると、やがて何事に対しても「やらなければならない」と思いながら行動することになり、結果として常に「やらされている」という感覚に陥ります。


このように受け身な状態では脳番地は鍛えることはできません。そうならないためにも情報に自主的にアクセスするということが大事なのです。


受け身な思考から自主的な思考をすることによって明確な意思をもとに脳番地を鍛えることができるのです。この転換ができれば、今までの受け身的な自分とは全く違う、何事にも前向きで積極的な自分が出来上がることでしょう。


本書では脳番地の具体的な鍛え方や数種類に及ぶトレーニングが記載されているので、興味を持った方は読んでみてください。私もお世話になっている一冊です。


この本で今日も脳を鍛えています。皆さんも一緒に鍛えていきましょう!


( 引用: 脳の強化書 加藤俊徳 著)


















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