名言集 part1
1 人は決して自分で思うほど幸福でも不幸でもない。
2 地位を確実に掴むために、人はあらゆる手を使って、すでに自分がその 地位を占めているように見せかける。
3 人は自分の偉大な功績を鼻にかけるが、その功績は偉大な志の賜物ではなく偶然の結果であることが多い。
4 率直とは心を開くことである。これはごく少数の人にしか見いだせない。普通見られる率直は、他人の信頼を引き付けるための巧妙な隠れ葦に過ぎない。
5 優雅さは肉体にとって、精神にとっての良識に当たる。
6 恋を定義するのは難しい。強いて言えば、恋は心においては支配の情熱、知においては共感であり、そして肉体においては、大いに勿体を付けて愛する人を所有しようとする、隠微な欲望に他ならない。
7 友を疑うのは友に欺かれるよりも恥ずかしいことだ。
8 世間の付き合いでは、われわれは長所よりも短所によって人の気に入られることが多い。
9 ある事が、さんざん思いをこらしても考え及ばないほど完璧な形で、ひとりでに頭に浮かぶことがよくある。
10 物事をよく知るためには細部を知らなければならない。そして細部はほとんど無限だから、我々の知識は常に皮相で不完全なのである。
参考文献:( ラ・ロシェフコー箴言集 )