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地味に頑張っている人たち
人類もまた絶滅危惧種ではと思うことがあります。
戦争という共食い
環境破壊というオウンゴール
そんな中
SNSで目立つ人のように華々しくは無いけれど
生きとし生けるものへの愛と温かな思いを
仕事にしている人たちがいます。
動物園の飼育員さんたち
動物園に批判的な人もいますが
動物園は都会に住む子供たちが野生動物たちに初めて出会う場所です。
どこの動物園に行っても
飼育員さんたちの動物への愛と
観覧者にその魅力を伝える熱い想いが感じられます。
そんな飼育員さんたちの奮闘ぶりを紹介した本があります。
殆どイラストで文字少なめなので小さなお子さんと一緒に楽しむことができます。
餌が自動的に与えられるので、探し回って身体を動かす必要がなくなった熊の肥満問題
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麻酔をかければ簡単にできるけれどリスクがあるのでライオンの爪切りや検温を、麻酔をかけずに行う努力
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裸の猿山を緑化して良い環境にしたり
絶滅危惧やワシントン条約などで
生息地から仲間を連れてこられなくなったひとりぼっちの動物に、異種同志で友達になれるように計らったり
動物の健康のために日夜頑張っています。
図鑑製作者
環境変化で虫たちのバランスは激変し
無敵のGやカメムシばかりが闊歩。
家の中やマイガーデンでは「害虫」を抹殺。
ドラッグストアに行けば、あらゆる身近な「害虫」への毒ガス兵器が並んでいます。
虫に出会う機会が少ない子供達に
よりリアルな生態を知らせるべく奮闘する図鑑製作者の方が、私の大好きな「有隣堂しか知らない世界」で紹介されていました。
虫が苦手で触れなかった編集長が嬉々として昆虫図鑑の話をされています。
初めて全ての写真を標本ではなく生きている写真にしたそうです。
ミュージアム学芸員
愛媛大学ミュージアム正面入り口にある
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昆虫の樹
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生物の多様性をテーマに昆虫の系統を樹木で表した展示です。
昆虫たちが、長い時間をかけて進化発生してきた様子がよくわかります。
知ることで繋がる世界
知らなければ、怖い、危ない、汚い、と
駆除一択になる世界で
違いを知ることや存在意義を知り
付き合い方を知る事ができます。
以前、紹介したこの2冊も読めば
アカイエカを瞬殺しようとする手が止まります。
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とはいえ、里山に降りて来てスーパーの食材の味を覚えた熊の殺処分に抗議する人たちには賛成できません。
生態を知れば、現時点では殺処分もやむなしです。
今日のニュースで山形県新庄市で捕獲された熊は山に返されたそうです。
食べるもののない雪山に返すことには苦情を言われないのでしょうか?
秋田県知事が苦情電話に対して
「お前のところへ熊を送るから住所を言え」発言は称賛と批判が多く寄せられたそうです。長い苦情電話は1時間にもなるそうです。そんなに暇なら山林や里山の環境整備活動に参加してほしいなあと思います。