官民のレジェンドと歩いた神戸 〜私は何を提供出来たか?
6月、8月、神戸に所用があった機会に
官民のレジェンド(いずれも80代)に連絡をして
お目にかかることができました。
6月 官のレジェンド
旧建設省の官僚を務められ、全国の公園づくりに尽力された後
行政の支援等、今もバリバリとご活躍のレジェンドに
神戸の造園や地域づくりなどについて実際に案内をしていただきながら
現在の課題や地球温暖化が進む現代での緑化の展望など
個人が学ぶには大変な時間がかかりそうなことを教えていただきました。
後期高齢者という印象は微塵もなく、快活で頭脳明晰
今も積極的に海外視察なども行い、深い経験に支えられた
最新の情報をお持ちでした。
8月 民のレジェンド マーケター
元々はインターネットをする人がまだ少ない頃に
写真関係の「掲示板」で知り合った方です。
子供達も含めて現在まで交流させていただいています。
久しぶりにお目にかかりました。
宝塚へ伺おうと思っていたのですが
今は歌劇が休みでお店はほとんど開いてないということで
わざわざ神戸まで来てくださいました。
当時はお仕事が「マーケター」と聞いても
特に関心も持たなかったのですが、最近
マーケット感覚を持つことや、マーケットを知る、など
民間事業者になってからは、とても関心のあることなので
往年のマーケターにお話しを伺いたいと思っていました。
おそらく、多くの人が、マーケットは生き馬の目を抜く世界で
過去の人から聞く話は「思い出話」レベルだろう、と思われると思います。
私は、思い出話を聞きに行くつもりなど毛頭なく
この国のマーケット市場を切り開いた方のお話しは
私のような末端のものの参考にはハイスペックすぎて
参考にはならなくても、きっと何かの学びになると思ったからです。
そう書くと、メリットがあるから会いに行く、と
思われそうですが、確かに、お会いして話を聞きたい、という
希望が叶うことは、メリットだと思います。
でも、それだけで会いたいわけではありません。
英語はもとより、フランス語、イタリア語を駆使して
ヨーロッパで活躍されていたこの方は毎週のように炎天下でゴルフをされて
現在87歳ですが、私より歩くのは早く、お話しを聞いても
脳は私より活発に動いています。
マーケターというのは市場調査だけでなく
市場を動かしていくこと、そちらが大事、ということも
具体的な有名なファッションデザイナーの名前とともに
教えていただきました。
一番驚いたのは、高校時代、あの東大闘争で亡くなり、未だに死因について物議が醸される樺美智子さんと
同じクラスで出席番号も数番違いだったそうです。
時代の最先端の話からセピア色の時代の
誰もの記憶に残っている事件に繋がり、
何十年も交流をしていますが、初めてお聞きすることも多かったです。
周りにいる人
超一流のレジェンドお二人にお目にかかって
大満足で面会を終えた私の耳に流れてきた番組
これはお金の話ですが、人との交流についての示唆もありました。確かに、私がお付き合いできるようなレベルの方々ではなかったですが
交流を持つことで、私は成長して来られたと思っています。
では
私は何を提供できたか?
受け取るだけでなく、何かを提供できたのだろうか・・・・
提供できなければ、ただのお邪魔、迷惑でしかない
改めて、人に面会を申し込むときは、よく考えたいと思いました。
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