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<読書> 手塚治虫 ガラスの地球を救え

今日は手塚治虫さんの誕生日です。

子供たちの未来に強い思いを持つ、手塚治虫さんの
「ガラスの地球を救え」

内容に感動して、個人ブログで紹介したいと思いました。

出版された1993年当時、ホームページなど今よりもはるかに少なくて
引用などは、とても注意が必要でしたので出版社にメールで問い合わせました。

ほどなくして手塚治虫事務所から、直接どうぞ、使ってください、との
お返事をいただきました。
当時の私たちのホームページも見てくださり、応援していますと
嬉しいお声がけもいただきました。

ガラスの地球を救え の一部です。
抜書きできないほど、一冊全ての言葉に心が込められていて
強いメッセージに溢れています。

手塚治虫さんは今この、争いに溢れた地球をご覧になったら
どんなに悲しまれることでしょう。


自然というものは、人の心を癒す不思議な力を宿していて、自然こそ、子どもにとっては最高の教師だとぼくは思います。命あるものの素晴らしさも、またどんな生き物にも必ず訪れる死についても、自然のふところでのびのびと遊びながら、子供たちは体で知っていくことになるのです。

現在のように、こんなにたくさんの情報が子供の周囲にあって、子供は情報の選択をする力もないまま、情報中毒を起こしているような中でこそ、子供の栄養になるものを作らなくてはならないと思います

何しろぼくたちは、かけがえのない地球に「同乗」している仲間です。国境や海を越えて理解を深める事は大事な一歩なのです。いまや人間同士が差別などしている場合ではないのですが、長い歴史が沈殿させてきたものは、現実にはなまかなことでは払拭できないのです。でもとりあえず1歩2歩踏み出す以外にないではありませんか?また異文化異人種にふれることによってはじめて日本人の固有性というものもわかってくるのではないかと思います。

あらゆる人間の住みやすい、生きやすい社会とは、すべての生物の生きやすい世界へとつながっているはずです。いちばん大切なものは何か、それを忘れない医療でありたい。どんなに病み、老いても、人間は誇りなしには生きていけない動物だからです。

私たちは残していく子供たちに、安心して暮らせる環境を手渡したいと
願って、小さな活動を始めました。
レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」という本の心を
音楽と共に伝える活動です。
宗教、政治、環境ビジネス、スピリチュアルとは一切関係ありません。
よろしければHP覗いてみてください。
メンバーが素晴らしいので20年以上続けてこられています。



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