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2024Honolulu① えひめ丸慰霊碑 

ホノルル到着日
迎えに来てくださった友人夫妻に
えひめ丸慰霊碑に連れて行って頂きました。


事故の概要

平成13年2月10日(日本時間)
ハワイ州オアフ島沖で愛媛県宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」(35名乗船)が緊急浮上した米原子力潜水艦「クリーンビル」に衝突され沈没。
乗員35名中9名(内高校生4名)が行方不明となり、いまだに1名は不明のままだそうです。

アメリカ政府は、迅速に謝罪や事故処理、原因究明などにも
積極的に動いたようです。

カカアコ・ウォーターフロント・パーク

海に向かって建立された慰霊碑は、広々とした公園の中にあります。

建立から22年の月日が流れていますが、とても綺麗で
どなたか常に手入れをしてくださっているのだと思います。



事故対応

潜水艦の責任者数名は処罰され、民間人乗船プログラムも見直されたそうですが
結局、えひめ丸に衝突した動きに関する具体的なことは不明のまま
事故直後の対応についても明らかにされないままのようです。
ワドル元艦長は回顧録The Right Thing にてえひめ丸事件について書かれていますが
こちらにも具体的なことは書かれてないようです。

だれが、急浮上のスイッチを押したのか。


アメリカでの反応

どこの国でも、報道はさまざまな思惑によって
その表現が操作されるようで
アメリカ人は、「漁船」という報道しか見ていない人が
ほとんどだったようです。

「漁船」の乗組員も尊い命ではありますが
「高校生が乗っていた実習船」ということが伝わっていれば
船体引き揚げや、補償などへの費用に、あれほどの批判はなかったのでは
ないかとも言われているそうです。

また、遺族から全員を困難な状況での改訂からの引き揚げを
強く求められ、補償を含め6000万ドルを支出したことに対して

真珠湾にはいまだに多くの犠牲者が沈んでいる。
アメリカは誠意を尽くして謝ったが、日本は真珠湾奇襲を
謝っていない

との声も上がったようです。

人心は、報道により操作されるのはどこの国もいつの時代も同じなのだなあと思います。
今は、ネットの普及により、無責任な流言も多い反面
気づきもしなかったことを知り、自分で調べることもできる時代。



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