<音楽><子育て>すべての山に登れ 〜この春門出を迎える皆さまへ
2011年3月11日
あの日からこの歌を何度聴いた事でしょう。
そして今日2022年3月11日は特別な想いでこの歌を聴いています。
11年前のあの日、テレビから流れる映像に震えながらハンドルを握り
お誘いいただいていた明治大学マンドリンクラブ定期演奏会に出かけました。
こんな時に・・・
いやこんな時こそ・・・・
「夜と霧」を読んでなかったら出かけるのをやめていたでしょう。
生きる上で音楽がどれほど人を励ますかを「夜と霧」が教えてくれました。
ゲストのペギー葉山さんが歌うラストの曲「すべての山に登れ」は
心に強く強く沁み入りました。
高校を卒業した娘は希望に満ちて一人暮らしの準備をしていました。
3月11日を境に一変しました。
被災された方々へのいたみ、心配、放射能汚染への不安、経済の復興など
日本中が重苦しく沈み込んでいく中、娘を送り出すことになろうとは。
今までのような暮らしができるのか?大学で学ぶことが続けられるのだろうか・・
そんな時に、自分が親元を離れて寂しいときにいつも聞いていた
「すべての山に登れ」が私の前に現れるとは。
ずっと英語で聴いていたこの歌を日本語で聞くとさらに強く励まされました。
その想いは、こちらのブログに書きました。
https://naturalspacetazzy.blog.fc2.com/blog-entry-481.html
今、ウクライナ危機がひしひしとこの国にも様々な形で忍び寄っています。
原発の問題も他国の他所ごととはいえません。
この国は、世界はどうなるのか・・・・・
あの時の想いが想い起されます。
そして映画サウンドオブミュージックで、ナチスから逃れるために山を越えていく
トラップ一家の姿とウクライナ難民の方々の姿が重なります。
今は不安で苦しいけれど、今から諦めないで
小さくてもできることをして、一人一人が前を向く時だと思っています。
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