人間として
「歌い続けると、君は友達を失うことになる。」
もしそう言われたら
私はどうするだろう。
それでも歌い続ける選択をするような気がしてならない。
それくらい音楽に救われてきたし、音楽が好きだ。
ただ最近、私は新たに「誰かの居場所になる」という意志を増やした。
友達を捨てて歌を取る人間が、果たしてそんな居場所になれるのだろうか。
そんな歌が歌えるのだろうか。
歌う人間として、歌が好きな人間としては間違いなく歌を取る。
でもひとりの血の通った人間として、私はどちらを選択するべきなのか。
私という人間を構成するには間違いなく歌が必要で、
それが欠けては私にならない。
つまり「ひとりの血の通った人間」のなかにも、歌は存在する。
友達も、私を構成する成分の一部であることに変わりはない。
私が崩れてしまうのは、どちらを捨てた時か。
まあこんな選択に迫られることなんてないと思うけれど
ふと考えてみた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?