見出し画像

見方を変えて、問題を解決する

悩み(問題)が生じた時、どうやって解決しますか?

・友だちや家族に相談する
・専門家に相談する
・ネットで調べる
・本を読む

多くの人は「問題が生じる(what)→解決策を探す(how)」という単純な行動をします。「風邪を引いたから、薬を飲んで治す」という行動です。そのままだと、一つ問題が解決してもまた似たような問題が生じ、「悩んでは解決策を探す」という行動を繰り返します。

「見方を変える人」は、最初から解決に走らない

1 問題が生じる(what)
2 問題が生じた原因とプロセスを調べる(why)
3 再発を防止できる解決策を探す(how)

問題が生じた時、見方を変える人はちょっと立ち止まって考えます。
「なぜ、問題が生じたんだろう?」
そもそもの原因がどこにあって、どういう経緯を経て問題が生じたのか。問題発生に至るまでの流れを考えます。「風邪を引いたら、まず原因を分析する」という行動です。

考えない人は、「まず先に解決して、後から対策すればいいのに」と考えます。調べたり考えたりするのは手間も時間もかかるので、短期的には余計に思えます。

しかし、そのひと手間を挟んでおかないと、同じ問題が繰り返し生じることになります。長期的には、もっと余計な時間と手間がかかることになります。短期的に手間をかけておく方が、長期的には遥かに効率的なのです。

解決してから考えるのではダメな理由

考えない人からは、「それなら解決してから分析すればいい」という反論が返ってきます。しかし、不思議なことに「解決した後で考える人」はほとんどいません。

おそらく、解決したら問題のことはどうでもよくなって、それ以上に優先したいことに意識が向いてしまうからだと思います。

・風邪が治ったら、予防を考えるより、遅れた仕事や遊びを取り戻したい
・試験が終わったら、次の試験に備えるより、まずは羽根を伸ばしたい
・ノルマを達成したら、次の準備や仕組み作りより、まずは飲みたい

問題は、ただ解決するだけでは不十分

問題を解決するだけでは、後でまた同じような問題が出てきます。似たような失敗を防ぎ、より良い方向へ進んでいくには、解決する前に分析を挟み、「見方を変える」ことが大切です。

見方が変われば、行動が変わり、同じ問題は永遠に起きなくなる。

より良い人生や社会を実現するためにこそ、ただの問題解決ではない「見方を変える問題解決」に取り組んでいきましょう。

↓課題を整理するヒアリングシートを作ってみました↓

見方を変える問題解決のヒントとして、お役立ていただけたら嬉しいです。
勉強を教えない塾 福幸塾 じゅくちょう 福田幸志郎


サポートがあると、自信と意欲にますます火がつきます。物語も人生も、一緒に楽しんでくださって、ありがとうございます。