本当の問題は、「迷惑をかけること」ではない
(この記事は、じゅくちょうが小説購入者限定でお届けしているメルマガをインターン生がピックアップした記事です。掲載までにタイムラグがあるため、現状では内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。)
(2021年5月19日の記事より抜粋…)
おはようございます、じゅくちょうです。
「まったく違う分野の3人から勧められたり頼まれたりしたことは、必ず実行する」
という独自のルールをもっている経営者がいて、堂々とパクっています。(このような、何か意味がありそうな偶然のことを「セレンディピティ」といいます)
『キングダム』は一年、『海賊とよばれた男』は半年ほどかかりましたが、確かに試してみて大正解でした。勧めてくださったみなさま、ありがとうございます。
ちなみに現在リーチがかかっているのは、『ウマ娘』です。今はゲームにハマっている場合ではないので、誰も勧めないことを願うばかりです。
このルールに基づくと、最近別々の3人から共通の悩みを持ちかけられました。
「人に迷惑をかけてはいけない」という意見です。
今日は「迷惑」という概念について解説してみようと思います。『人との関係がよくなる迷惑のかけ方を考えよう』が表のテーマ、
『迷惑をかけないようにと遠慮するのが一番の迷惑だよね』
というのが裏のテーマです。インターン生とじゅくせいは、17回くらい読み返すことをオススメします。
(その提案が迷惑だろ)
今日もよろしくお願いします。
よく人が悩む課題に、「やるべきことができてない」というものがあります。
・予定していたことが全然進まない
・連絡を後回しにしてしまう
・人と比べて行動や反応が遅い
じゅくちょうは「できないことに、意味がある」という哲学を持っているので、「やるべきことができてないことの、何が問題なの?」とよく聞き返します。
すると多くの人からは、「人に迷惑がかかるから」と返ってきます。
じゅくちょうは存在そのものが迷惑なので(がんばって生きてます)、「迷惑をかけることの、何が問題なの?」とよく聞き返します。
すると多くの人からは、「だって……」と返ってきます。
……こだまでしょうか? いいえ、誰でも。
(全然こだまになってねえから)
「人に迷惑をかけてはいけない」という考えはいろんな場面で見受けられます。
でも、「なぜ迷惑をかけてはいけないのか」と問われると、意外と答えに困るわけです。
だいたいの答えは、「そう言われて育ってきたから」でしかありません。
とっても申し訳ないことに、うちのインターン活動は人に迷惑しかかけていません。
・お客さんにインターン生の育成を丸投げする
・お客さんへの連絡が遅い上にたまに失礼
・インターン生の行動を代表が把握していない
……ご、ごめんなさい。
(書いて初めて感じる罪悪感)
ネットに晒されたら、炎上する間もなく平謝りで鎮火される内容です。
しかし、これは果たして本当に「迷惑」なのでしょうか?
お客さんに迷惑をかけることはよくないからといって、インターン生と関わる場面を減らした方が親切なのでしょうか? もちろん違いますよね。
ここでお客さんが求めているのは「若手のがんばり」であって、「ちゃんとしていること」ではありません。
相手を思いやる気持ちさえあれば、ここでは「迷惑をかけること」が喜ばれるはずです。
……ですよね?
(自信もて)
人はどこかで「迷惑をかけられること」に喜びを感じます。
子どもなんて迷惑しかかけない存在ですし、好きな人からの迷惑には盲目的に応えようとするはずです。
迷惑への対応には、自分の存在意義を満たしてくれる働きもあるわけです。つまるところ、問題は迷惑をかけることにあるのではなく、
「迷惑をかけても許される関係を築いていないこと」
にあるということです。「どうすれば、迷惑をかけずに済むだろう?」と考えれば、「何もしないこと」が答えになります。確かにそれなら迷惑はかかりませんが、同時にお互いの発展も見込めなくなります。
迷惑をかけない方向に進むのは、基本的に関係の破綻につながります。
本当に問うべき質問はこうです。
「どうすれば、迷惑をかけても許されるだろう?」
これなら、積極的に関わっていくことが答えになります。迷惑をかけては嫌がられ、迷惑をかけては嫌がられ、迷惑をかけては嫌がられ、その先で人は人を好きになる。
それが本当の人間関係というものではないでしょうか。
(ええことゆーた!)
迷惑をかけない冷めた関係よりも、迷惑が許される温かい関係を。僕たちが生きる世界って、そんな感じだったらいいと思いませんか? 思いますよね?
勉強を教えない塾の人間関係がそうなっていくと嬉しいなと思って、今日のメルマガをお届けしました。
いつもじゅくちょうの迷惑に付き合ってくださるみなさま、本当にありがとうございます。
じゅくちょう
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