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ASIAN KUNG-FU GENERETIONの『ホームタウン』が最高だった。

ASIAN KUNG-FU GENERETIONの新譜、『ホームタウン』。皆さん聞きましたか?最高じゃないですか。最高すぎたので全曲感想書きます。

1. クロックワーク

Weezerのリバースクオモとブッチ・ウォーカーと共作の1曲目。言われてみればどことなくサビのところWeezerっぽいというかリヴァースっぽくないですか。
サビの「時計の上で〜」の「上で〜」とか、「針が〜」の「が〜」のとことか、言葉尻の叫びのところがリバースっぽいなと感じました。

それにしても良い曲。

歯車もいつか空回って
針が鈍って止まったら
ねえ
少し休んでもいいって 言ってよ


2. ホームタウン

アルバムのタイトルトラック。歌詞が良すぎる。
未来への希望の歌。次の世代へ後悔ないようバトンを渡そうとしている。

「こんなことして何のためになるんだ」
そんな問いで埋め尽くされてたまるかよ
俯いては将来なんて見えない 
ほら雨上がりの空から子供達がのぞいて笑う
ホームタウン



3. レインボーフラッグ

レインボーフラッグ。LGBTの歌ですね。

曲の途中でめちゃめちゃゲットダウンするんですけど、最終的には自由なフラッグ掲げて胸張って進んでいこうという、グッと背中押してくれる曲です。

ちなみに歌詞に出てくる「リンドウ」は銀河鉄道の夜からとったのかな?違うかな。

胸を張って進めよ 迷い人



4. サーカス

歌詞が面白いですね。何となく曲調も相まって悲しげ。

でも 愛想笑いのスキルをピカピカに磨く暇なんてないかも

サーカスってどこのことですかね。この世界?


5. 荒野を歩け

シングル曲。ポップでとても好き。疾走感もあり。

『理由のない悲しみを両膝に詰め込んで』の後のギュイギュイギューンというギターが好き。
そして、サビ終わりのギターもめっちゃ良い。ライブで聴きたい。

背伸びでは足りないボーイズが世界を揺らす

カッコつけて大人ぶっている少年を、『背伸びでは足りない』って表現するの素敵すぎる。
世界を揺らすのは背伸びしまっくっているボーイズたちだぜ!どんどん背伸びしていこう!!



6. UCLA

Gotchソロっぽい始まりですが、最終的にはアジカンサウンドで終わる。
Homecomingsの畳野彩加の歌声が物悲しくも頼もしい。

満たされないけど 投げ出せそうもない
少しずつ何かを削るような毎日
だけど彼の声とか ささやかな自由とか
わたしはわたしを抱きしめたいだけ

Homecomings、大好きでよく聴いてます。特に畳野彩加の日本語訛りの英語が大好きなんですよね。↓この曲とか

でもこの曲歌い方がいつもと違う感じがしました。あぁこういう歌い方もできるのかと。すごいボーカリストなんだなと改めて思いました。

出会うべく人と出会うように
耳だけは済まして時を待つ



7. モータープール

イントロのコーラスが気持ち良い。そこ以外は結構暗めかな。不安の中歩いているような感じ。
アルバムの中で一番歌詞が難しかったんですけど、↓の部分だけはめちゃめちゃ共感しました。

鼻歌 歌った
好きな曲じゃないのに



8. ダンシングガール

すごく前向きで、こちらも背中押すソング。こちらもWeezerのリヴァースとの共作ですね。

誰も彼も消え去ったって
闇も夢も連れ出して
もうどこへでもいける気分さ

1年のほとんどがどん底に落ちているような日だとしても、たった1日こんな気持ちになれる日があります。その日のために生きているような気もします。



9. さようならソルジャー

ラブソングよね。ソルジャーはもういらない。

離れ離れた時を越え
偲んで忍んで日々に手を振り
いつか綻んで安らげる日を思って 温め続けている 境界線の向こう

歌詞読んでいくと、単純なラブソングではないような気もするのですが、

『いや、複雑な問題も単純なラブソングで解決していけば良いじゃん』

という気もします。世界にはラブソングが必要なのです。



10. ボーイズ&ガールズ

アルバム最後の曲。10代の若者に向けての手紙を読んでいるような気分。
全曲通して若者へのメッセージアルバムなのかなと思いますが、この曲は特に強くそう感じます。しかも結構ストレートにシンプルに伝えようとしている。

何かが正しい 僕らにふさわしいこと見つけて
それをギュッと握りしめて 嗚呼いつか老いぼれてしまっても
捨てずに 新しい扉を開こうか
We've got nothing はじまったばかり It's just begun


--- 🎶---

ということで感想以上。詳しくはアルバム聴いてくださいませ!


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Koushi Kagawa
読んでいただきありがとうございます。