さくらのレンタルサーバーにLaravelインストールする方法
Laravel学習してます。
Laravelの本番環境でどのサーバを利用しようか迷っていたところ、さくらのレンタルサーバーでも利用できるという情報を発見しました。
さくらのレンタルサーバーはすでに契約していたので、試しにインストールしてみたところ、とても簡単に対応できました。
なので、今回はさくらのレンタルサーバーにLaravelをインストールする方法を記載します。
今回やること
・さくらのレンタルサーバーにLaravelインストールする
前提
・さくらのレンタルサーバー契約済
(私はスタンダードプランを利用しています。月額515円です。お試しで2週間無料で利用できるので、ぜひ使ってみてください)
さくらのレンタルサーバにSSHでログインする準備
それでは始めます。今回はさくらのレンタルサーバにSSHでログインして作業を行いますので、その設定から始めます。
さくらのレンタルサーバに申し込むと、FTP情報が取得できます。まずはそちらを確認してください。
※FTP情報は、さくらのレンタルサーバのメニュー「サーバ情報とパスワード」→「サーバ情報の表示」で確認できます。
今回は参考までに下記のような情報で行いたいと思います。
(サーバ情報やユーザ情報は、それぞれ登録した情報を記載してください)
FTPサーバ名 : kagawatest.sakura.ne.jp
FTPアカウント :kagawatest
FTP初期フォルダ : www
サーバパスワード: kagawatestpass
それではログインしていきます。
※さくらレンタルサーバーでのSSHログインについての詳細は、公式のこちらのページをご確認ください。
パスワード認証でログイン
下記実行してログインします。
ssh kagawatest@kagawatest.sakura.ne.jp
パスワードを聞かれるので、パスワードを入力してEnterでログインできます。
composer インストール
ログイン後、ホームディレクトリに移動します。今回ホームディレクトリは「/home/kagawatest/www」なので、下記実行します。
cd home/kagawatest/www
ここにcomposer.pharをダウンロードします。下記実行します。
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
下記のようなメッセージが表示されればダウンロード完了です。
All settings correct for using Composer
Downloading…
Composer (version 1.8.4) successfully installed to: /home/kagawatest/www/composer.phar
Use it: php composer.phar
試しに「ls -l」コマンドを実行すると、ディレクトリに「composer.phar」が追加されていることが確認できます。
それでは下記コマンドを実行してcomposerをインストールします。
php composer.phar
下記のような画面が表示されればcomposerのインストール完了です。
composerでLaravelインストール
それではLaravelをインストールします。今回は「test」というプロジェクト名で作成します。ホームディレクトリで下記実行します。
php composer.phar create-project laravel/laravel test
「Application key set successfully.」と表示されればインストール完了です。
「ls -l」コマンドで確認すると、「test」というディレクトリが作成されています。
これで、
http://【さくらのアカウント名】.sakura.ne.jp/test/public
にアクセスすることで、laravelの初期画面が表示されます。
データベースの作成
次にデータベースの設定を行います。まずはさくらのレンタルサーバでデータベースを作成します。
さくらのレンタルサーバーでのデータベースの作成については下記をご確認ください。
作成したら下記情報をメモしておいてください。
・データベース サーバ
・データベース ユーザ名
・データベースパスワード
・データベース名
今回は下記の設定という前提で進めます。
・データベース サーバ:kagawatest.db.sakura.ne.jp
・データベース ユーザ名:kagawatest
・データベースパスワード:kagawatest_pass
・データベース名:kagawatest_db
データベースの設定(.envファイルの修正)
それではLaravelと作成したデータベースを設定します。
Laravelのホームディレクトリにある.envファイルを修正します。
Laravelホームディレクトリにて下記実行します。
vi .env
下記箇所を以下のように変更します。
DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=kagawatest.db.sakura.ne.jp
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=kagawatest_db
DB_USERNAME=kagawatest
DB_PASSWORD=kagawatest_pass
これで接続完了です。
アプリケーションキーを生成
次にアプリケーションキーを作成します。.envのAPP_KEYがデフォルト値のままなので変更します。
下記実行します。
php artisan key:generate
これにより、下記メッセージが表示されます。
Application key set successfully.
以上でアプリケーションキーの作成完了です。
マイグレーションする
それではマイグレーションを行います。Laravelではユーザ情報のマイグレーションファイルがデフォルトで用意されています。
下記実行します。
php artisan migrate
すると、下記のようなメッセージが表示されます。
Migrating: 2014_10_12_000000_create_users_table
Migrated: 2014_10_12_000000_create_users_table
Migrating: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table
Migrated: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table
ここまで実行しデータベースを確認すると、テーブルが作成されており情報が格納されていることが確認できます。
さくらのレンタルサーバーはPHPMyAdminが利用できますので、アクセスしDB情報を確認してみてください。
↑テーブルが作成されている。
以上です。
ということで、ここまででさくらのレンタルサーバーにLaravelをインストールし、データベースと接続するところまで完了です。
参考にしたサイト
以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます!
読んでいただきありがとうございます。