オトコと私

私という人間、この方男運というか、男性にきちんと愛されたことがない。

まず、成人してから父親という生き物と上手く生きていくことができなかった。

私は新卒してからすぐに仕事でパワハラに遭い、精神疾患を患った。

父は、一向に理解しようとしない。

そのくせ、母が入院して重症してから躍起になり始めた。わたしはほったらかし。わたしだって病気なのに。

父に言われたひとことで、1度目の閉鎖病棟の入院後頓服を軽くODしたことがある。

父は、反省の色すら見せなかった。

どんどん父に対する信頼が薄れる。

どんどん性的に乱れ、その年の秋、東京に家出した。

その先のタメの同居人に、恋をした。
Twitterで募集した人だった。奇跡的に、とてもよくしてくれた人だった。

本気で好きになってしまった。好きになっては、いけなかったのに。

ひと月で同居はおしまい、という約束を、わたしは破ろうとした。1週間で想いを伝えてしまった。

当然、応えられないと答えが返ってくる。
当たり前だ。私たちはただの「同居人」なのだから。

結局、単発の派遣会社に登録し、長期の仕事を見つけ、父と一応折り合いをつけ、実家に帰ることにした。

あの10日間は、わたしの中で何にも代えがたい宝物になっている。

実家に帰った後、「何で置いてくれたの?」と勇気を持って聞いたことがある。

「押しかけてきたから」と答えは返ってきたものの、そう、本当はその日の夜にしてほしいと返ってきたのだが、その前に3日だけいた男のモラハラが耐えられなくて朝でもいいか、と押しかけたのだ。

その時、丁度齢30だった。派遣のオフィスビルに入っているウエディングドレスのお店のドレスを見て見とれたり…今となってはバカバカしい。大学の同期や銀行の同期も嫁に行き尽くした後だったので、焦りもあったのかもしれない。

その数ヶ月後、派遣の仕事がすぐ続けられなくなりカードローンのお金を返せなくなったわたしは、デリヘルに身を落として極貧生活を送っていた。父とまた関係悪化していた為、家には置いてもらっていたものの、生活費は自分で出さなければならなかった為だ。

地獄のような生活だった。絶望的に向いていないわたしは、全く出勤していなかった。誰か支えてくれるひとがほしい、と願うばかりに、カラダの関係のオトコばかりひっかかる

その後、退院して約7ヶ月後、また再入院した。

2年近く入院して、親とは縁を切り、今退院して施設で暮らしている。

その後すぐ実は彼氏ができた。
SNSでの出会いはもうこりごりだと思った。
入院してる時に出会った人と付き合い始めた。
施設の厳しいルールに理解はあるものの、スキンシップが激しく、毎回人混みが苦手だからとホテルに連れ込む

疲弊したわたしは、最後のデートで泣き喚き連絡を絶った。向こうもデイケアに通い始めてから様子がおかしかったので、そっちで女ができたのだろう、どうでもいいのだが。

また"オトコ"からの愛情を、うしなった

わたしは、性癖がおかしい。
元カレとのセックスはきもちよかった。
だから、セックスは嫌いじゃないんだとおもう。
「突き合う」くらいが丁度いい。
子育てなんて、まっぴら。

はやく、この生命なんておわりにしたい。

そう自慰しながら、はやくペニス挿れたいと思って毎日生きる。

浅ましい女だ

オトコなんて信じない
でもどこかで支えてほしい

どっち?もうわかんないや






本当は、あの10日間から、動けない自分がいる
許して、そんなわたしを

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