よくあるセミナー講師のお悩み「自分に自信がありません」

講座「ストアカ講師になろう」では、講座前と講座後に個別質問を実施しています。そこでいただく質問の中に「講師をしたいのですが、自信がありません。どうすれば良いですか?」というものがあります。

理由は様々ですが、主に「他の先生と比べる」のと「YouTubeやネットで調べれば良いのではないか」という理由が多いです。

実は、私も講師としての自分に自信がありませんでした。今でも、ある程度の自信はついたものの、私よりも優れた先生をいっぱい知っています。ただ、悩んだところでどうにかなるわけではありません。

では、講師として自信を持つには一体どうすれば良いのでしょうか?

①自分の講座の魅力を言語化する

まずは「自分ならではの講座」が見つかると自信が持てる方がいます。私は「コミュニケーションとは○○である」「集客とは○○である」など、自分にとっての定義を明確化することで、「自分ならではの講座」を作ってきました。以下は集客用の動画ですが、考え方は同じです。


②自分の強みを知る

私は「ストレングス・ファインダー」を使って自分の強みを調べました。さぁ、才能に目覚めようという本についているアクセスコードを使うことで診断ができます。

その名のとおり強み・才能(ストレングス)を見つける(ファインダー)ための診断です。私は、この診断をもとに強み診断士であるMAKI先生からも色々なアドバイスをいただきました。

私は過去2回ほど診断をしたことがありますが、TOP3は「共感性・調和性・適応性」でした。反対に苦手なものは設計、戦略、競争などです。

私は「適応性」が強く、その場での順応力があります。その代わりに目標設計や過去を見つめ直すのが苦手です。だから、私は戦略的な思考ができず、高額講座などを見据えた講座設計を苦手としています。

でも、私と同じジャンルで活躍されている大塚真理先生、水野浩志先生からは、コミュニティ管理能力にお墨付きをいただきました!

これも他者の感情を察する力に優れ(共感性)、場を調える力を持ち(調和性)、その場の空気を読んで適切な発言ができるから(適応性)でしょう。

こんな風に、自分の強みを言語化し、改めて自分の得意な行動・苦手な行動を振り返ると、自分の強みに納得がいきます。自分に自信を持つためのきっかけとして、ストレングス・ファインダーを試してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、私は大塚先生・水野先生と違って高額講座を作れません。その点で大きく劣っていますし、何とかしたいとは思っています。でも、それ以上に自分の強みを活かしていきたいとも思っています。

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③そもそも他の講師と比べることが無駄だと知る

講師が向き合うべきは、他の講師ではなく受講生です。重要なのは「どのような受講生に、どのような価値を提供できるか」です。

最終的には、自分が持っているものに価値を感じる受講生に、その価値を提供するだけです。だから、他の先生と比べて自信喪失になるのは無駄としか言いようがありません。

たとえば、自分が「初心者を脱却したレベル」であっても、そのノウハウは初心者から見れば喉から手が出るほど欲しいものです。この場合、初心者に対して提供できる価値があるわけです。

まずは、自分ができる範囲で受講生に価値を提供することが大切です。その上で、自分ができる範囲を広げていきましょう。

その際に役に立つのが①で決めた方向性と、②で明確になった強みです。

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④「講座」であることに価値があると知る

これは「ネットやYouTubeでも分かるのでは…」という方に対する考え方です。仮に、あなたのコンテンツがネットやYouTubeで調べられるものであっても、「講座」ということに価値があり、お金を払う人がいます。

…他でもない、私がそうです。私はいつでも自由に視聴できる動画学習が苦手です。集中力もなくダラダラしてしまう人間なので、「○月○日の○時から受講」という講座が一番集中できます。このように、私は「講座」という環境に対して価値を感じています。

もちろん、講座だからこそ提供できる価値も大切です。ワークをしたり、ディスカッションをしたり、受講生からの質問を受け付けたり…。これも講座ならではですね。

理想を言えば「講座ならではの価値を出すこと」ですが、上述のように講座そのものに価値を感じる人もいるのです。


まとめ

今回は、講師として自信を付けるための考え方をご紹介しました。手っ取り早くできるのは③です。「他の先生が持つ価値」は自分でコントロールすることができません。そのため、くよくよ悩んでも何も生まれないのです。

ゆくゆくは自分のコンテンツを更新し続けることが大切ですが、まずは今の自分が持っている価値を受講生に提供することを考えるようにしてください。

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