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かなり状況は厳しい?ウクライナ

ウクライナの現在の状況は、かなり厳しいようです。

今月3日に配信された記事「ウクライナ軍の旅団から1700人脱走か、仏で訓練中の50人も」によれば、去年の3月から11月までの間に、ウクライナの第155機械化旅団から、「1700人が戦闘に参加せずに無断離隊し、フランスで訓練中の50人も脱走した」とのことです。
同記事では、旅団の人数は4500人となっていますが、別記事では5800人となっています。
何れにせよ、同一の旅団から1700人もの兵士が脱走するとは異常です。

この記事から推測できるのは、
第一、ウクライナの兵士たちは戦争の敗北を予想していること、
第二、遠くない敗北までの間に、死にたくないと考えていること、
第三、自国の指導者たちの戦争指導に対し、不満を抱いているだろうこと、
です。

第一次世界大戦末期の1918年11月3日、ドイツのキール軍港で水兵たちの反乱が起こりました。反乱は瞬く間にドイツ全土に拡大し、11月9日帝政は倒れ、11月11日戦争は終結しました。

キール軍港の水兵の反乱とまではいかないにしても、ウクライナの現在の状況はその二歩か三歩手前ぐらいにあるのかもしれません。

ヤフーニュースのコメント欄に、ある人は次のような意味のことを書いていました。
ゼレンスキー大統領は、以前は、ウクライナの次に狙われるのはポーランドやバルト三国などのNATO諸国だから、ロシアの防波堤となっているウクライナを支援しなければならないと言っていたのが、最近は、停戦後の安全保障のためにNATOへの加盟を求めているけれども、前者はロシアがNATO諸国へ侵攻するのを前提としているのに対して、後者は侵攻しないのを前提としているので、両者は矛盾していると。

それは、正しい。
両者の辻褄合わせに関心が向かないくらい、現在のウクライナは切羽詰まっているのかもしれません。

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