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建築設備のレイアウト設計(良好事例)
ある医院にて設置された室外機、タンク等のレイアウト設計が、非常に考慮されたものであり、ガスヒートポンプ新設の際参考となる点があるため、良好事例として紹介いたします。
まず、画像にて位置関係をご確認ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1719618743857-lPdz5oKcEg.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719618756689-C1o2sRYFvj.jpg?width=1200)
レイアウト設計上の特徴
・室外機、タンク等を目立つ位置に配置していない
・室外機、タンクの外側にフェンス等を配置
・室外機の排気口の向きを敷地外側ではなく、敷地内に向け、密度の濃い樹木(ヒバ)で騒音の影響を緩和することを意図
・油タンク廻りに、漏出対策用のプールを設置
侵入対策が完璧とは思いませんが、騒音被害発生を未然に防ぐことを念頭に入れていることがわかります。
なお、商業施設等において、建築設備や(爆発の危険性ある)タンク類を交通量の多い、目立つ場所に設置した事例は、鉄道沿線を除き、ほとんど見かけません。
レイアウト設計は公衆安全に直結する重要事項です。建築士は設備会社に丸投げせず、自身の仕事と認識して対応すべきです。
下手に丸投げすると「素人ママゴト設計」と言われかねません。