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環境基準値だけを目安にする設備審査は万能ではない
今回採用されたガスヒートポンプについて、設計段階で環境基準値ギリギリの機種選定が為されていますが、実際に外気温低下した10月以降、住宅室内にて騒音が聴こえる家が7軒前後(6軒確定)、住民数で20人弱に達しています。
この事実は、ガスヒートポンプについては、環境基準値をクリアしていても騒音公害発生を防げないことを意味します。
ちなみに、地域と公害防止協定締結を前提とする大規模プラント等において、騒音値は、環境基準値に対し余裕ある状態とするのが常識です。
環境基準値ギリギリの機種選定は、設計者としてのモラルに欠けるということです。