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あれから5年経った

いよいよまもなく50歳の誕生日を迎える。
忘れられないのは、5年前の45歳の誕生日。
詳しくは以下投稿に述べているが、それはもう、一生忘れられない誕生日になった。

この日、私は生まれて初めての出社拒否を決断した。当時の上司が酷いパワハラ上司であり、闘う気力と体力が限界だった。

ある意味、抗議の意味も含めた出社拒否だったが、結果は散々だった。

今振り返れば、あの時の経験があるからこそ今があると言えるのだが、ああいった経験はしないに越したことはない。そして、その経験を決して無駄にはしたく無いという思いは未だに持ち続けている。

あれからちょうど5年経った訳であるが、私は何とか50歳になるまでに、次の人生(セカンドキャリア)の道を見つけたいと思っていた。

結果的に、会社を辞めるほどの大きな転機を迎えることは無かったが、この5年で、大きな異動をしたこと、副業を始めたこと、2つの進歩があった。

ただ何となく、50歳の誕生日までに、それ以外に大きな出来事が起こりそうな予感がしていたが、やっぱり起こった。

それは父の緊急入院という予想もしていなかったことだった。

幸い、大きな病気が見つかることなく、回復に向かってくれて、無事退院ができたわけだが、この間、老いとは何か、理想的な最期はどういったものか、そしてこの先の人生どうあるべきか、などいろいろ考えた。

また、現代の医療の在り方から考えると、自宅でぽっくり死ぬというのは簡単ではなさそうだとも思った。

それらを踏まえて、改めて心に留めたのは、

・悔いのない人生を送るべく、できる限りのことをやること
・現状がすべてと思わないこと
・健康でいること(無理無茶をしない)

の3つである。

ただし現実問題として、子どもたちの養育費のことを考えると、簡単には会社を辞められないのも事実。とは言え、いまのまま居続けることもリスクになりうるこの時代、慎重に考える必要もある。

そんな簡単に答えの出ない問いを、ぐるぐる悶々と考え続ける50歳間際なのであった。(つづく)

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