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栗とのお付き合い

つい先日のこと。
ご近所の方から栗を頂きました。昨年までは、手仕事が得意な人がおり私は食べる専門だったのですが、今年はそうもいかず…
やっと重い腰をあげて栗の処理に取り掛かりました。

やってみると鬼皮(一番外の皮)は簡単に剥けることがわかり、渋皮(可食部の周辺についている薄くて渋い皮)はなかなか剥くのが大変であることがわかりました。
渋皮が簡単に剥ける方法を調べてやってみましたが、私にはあまり簡単にできなかった…!

熱湯でゆがいてから
あついうちに鬼皮を剥く

そんなわけで、渋皮をむくより渋皮煮を作った方が早いと思い着手したのでした。

ところがどっこい!渋皮煮にありつくためには、こんなに何回もあく抜きをするのですねー!
所説ありますが、私は重曹を使用したあく抜きを3回、お湯のみで湯がく2回、そしてやっと砂糖を入れて煮込むというところにたどり着きました。

あく抜き風景

ブランデーを買い忘れて、砂糖で煮込むのみとなりましたが、結構おいしくて、パクパク食べました。
そして真の驚きは、その後に訪れました。

お腹が苦しくて、時間が経ってもなかなかお腹が減らないのです。

ああそうか…。
栗は縄文人の主食だったんだよなーと思いました。
狩猟採集生活の中での主食であって、現代人の主食としては難しいでしょうが、それでも「旬にちょこっと楽しむもの」くらいに思っていた栗が、想像以上の満腹度を与えてくれたことに静かな衝撃を受けました。

自然療法の本にも栗はよく登場しますが、ビタミンC、カリウム、食物繊維の含有量が高いのが特徴で、健康面にも良い影響を与えてくれるようですね。(なんでもそうですが、食べ過ぎには注意)

そんな経験をした上で、数日後、またしても栗をどんっと頂きました。
そしてさらに翌日、クリーン村内の栗の木で記念すべき初収穫!想像以上に、どんっと採れました。

BIG!!

1回目で感じた「あ、これいつやろう…」という腰の重さは一切なく、受け取った流れですぱーんと水につけました。
2~3時間置いたのちに、午後に重曹を使用してあく抜きし、子どもの就寝後、渋皮煮をコトコトしました。

あく抜きという作業自体は、蕨や筍などである程度慣れているので、栗のあく抜きについてもスムーズになじんでいけそうです。

これまで栗どうしよ…と思っていたのが、嘘みたい。
来年からは、どんと来い!です。

(※渋皮煮の写真は撮り忘れました)

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