ポルトガルの菓子/ガスの押しかけ点検/「クニゲイ」:集まってくる仲間たち/アート系のマンガあれこれ

10月29日(火)曇り

一昨日の夜は京都にいる友人が拠点のインドに戻るというので少し電話で長話になり、2時間くらい話したのだが、お互いいろいろ近況や面白いと思ったものの話、情報交換などできて良かった。古くからの友人はツボを押さえているというか、この人ならではの話というのが聞けて面白いなと思う。特にポルトガルの菓子についての話が面白かった。

私がポルトガルに行った時はスペインのガリシアのサンチアゴ・デ・コンポステーラから列車で入り、1日目にポルト、2日目にリスボンに行って3日目にはポルトガルの南端から船でスペインに入るというルートで、その日のうちにセビーリャにたどり着くというルートだったから、ポルトガルの滞在日数はわずかで、グルベンキアン美術館に行ったことなどしかなく、あまり印象に残っていなかったのでポルトガルの菓子がそんなに魅力的だということは知らなかった。またいく機会があったらそういうものも食べてみたいなと思ったが、京都に行った時にも寄ってみたいと思う。

そのあといろいろ考えて眠れなくなり、2時ごろまでマンガをやったりスイカゲームをやったりしていたのだが、こういう時はなかなかちゃんと眠れず何度もトイレに行って結局6時半ごろ起き出した。

昨日の場合はもちろん選挙結果が気になっていたからなのだが、大勢が判明し議席も全て決まった後で見てみると、割と惨状が明らかという感じではあり、与党の過半数割れで「ヨーロッパみたいだ」とキャッキャしてる人たちをTwitterなどで見ていたけど、私自身としてはこういうのは1993年の細川連立政権や2009年の民主党政権の時でもうお腹いっぱいという感じで、今回は基本的に面倒くさいなという感じが強い。ただ、自分が選挙権を得てから初めての事態だという20代の人たちにとっては興味深い出来事だろうなとは思う。

結局いろいろ考えたりブログを書いたりして午前中は結構潰れてしまったので実家の方に戻るスケジュールを考え、夜は実家で食べることにして4時の特急で帰ることにして予定を立てた。その時点でもうお昼前だったからあまり時間がなく、朝買ったマンガ雑誌もあまり読めてなくて、セブンでとりあえず肉野菜炒めを買ってきて昨夜の残りと合わせてお昼ご飯にした。

洗濯や片付けなど最低限のことをやっていたらガス器具屋の人が突然訪ねてきて給湯器を調べて回っているがおたくのはもう古いから検査させてほしいなどと言い出し、ちょっと留守するから今日は大丈夫ですと帰ってもらってからリンナイのサイトで見るとやはりどうも押し売り目的の押しかけ検査らしく、一応通報のつもりでメールを送っておいた。基本的に日時を合わせてからでないと検査などの目的で訪問しないし、そういう例が多発しているので注意してほしい、みたいにサイトに書いてあったので受け入れなくて良かったと思った。業者もいろいろ大変なのだとは思うが、そういうことはやめてもらいたいなとは思う。

出かける準備をして2時半に家を出る。少しぱらついていたがバス停まで歩き、バスに乗って地元の駅に出て地下鉄で大手町に出る。丸善で少し本を見て、昨日はゼロサムの発売日だったことを思い出し、購入。お茶をしようかと思ったが時間がないので電車の中で何か食べることにして、そのまま東京駅まで歩いてえきネットで予約してあった切符を取って乗車。新宿駅の南口改札内の成城石井でアップルパイと洋梨パイのセットが売っていたのでそれを買い、ベックスでコーヒーを買って特急ホームに降りる。4号車は割合空いていて余裕がある感じで、地元まで気持ちよく時間を過ごせた。4時の特急というのは午後が潰れるのであまり乗ったことはないのだが、停車駅の少ない早い列車でもあり、都内の電車もあまり混まないし快適さで言えば今までで一番良かったかもと思った。

コーヒーを飲みながらアップルパイを食べ、最初はジャンププラスのマンガを読んでいて、次にジャンプの作品を熟読していたらもう甲府を過ぎていた。

昨日読んだ作品で一番印象に残ったのはジャンププラス日曜日の連載の「クニゲイ」で、これは「ふつうの軽音部」のクワハリさんが絶賛していたので是非読まないとと思っていたのだが途中で挫折していたので昨日は時間もあり最新12話まで一気に読み切った。

これは芸術系の大学で監督志望として映画を撮る話なのだけど、明らかに天才で偏屈な男がいて、それがライバルであり憧れのような存在で、主人公は高校時代に賞を取ったりしてふわふわしていたのがぺしゃんこにされ、それでもその男を目標に研鑽を深めていく、という話になっている。

面白いなと思うのは、心を入れ替えてめちゃくちゃ真剣に撮った映画の出来が自分でよくわからず、ライバルの作品と比べて「自分の作品はつまらない」と理解した時に、教授に質問に行ってそれから特訓が始まる、みたいな修行展開があり、またライバルの男が描いた脚本を自分が監督をすると名乗り出てそれを苦労して作品化する中でだんだん監督の協力者や撮影の協力者、また役者の協力者などの仲間が集まってくる感じがなるほどこれはワンピースだなと思った。

面白いのはルフィなら「仲間になれ!」というところだが、結構みんなぬるっと仲間になっていく感じで、この辺は大学生というものだなと思うし、その辺の手触りが大学時代に演劇をやっていた自分としては割とよくわかる感じがした。

昨日読んだ中で一番印象に残ったのはライバルの脚本をしっかり映像化していく中で、クライマックスの場面を無意識のうちにライバルの構図を真似て撮っていたところで、そこにショックを受けていると今までめちゃくちゃ厳しかった教授が「今までの自分に比べてどれだけ進歩したかが大事なんだ」と声をかけるなど、評価されるようになってきているのが良かったなと思った。

アート系のマンガはやはり「ブルーピリオド」がぶっちぎりでアフタヌーンで休載になると大変残念なのだが、ジャンプラでもアニメ作成者と音楽作成者が主人公の「Beat and Motion」やもちろん「ふつうの軽音部」、それに昨日更新されたマンガワンの演劇マンガ「Change the World」(先読みで読んだが、今回も良かった)など面白いものがかなり増えてきていて、活況を呈してきているなという印象がある。楽しみである。

車中では前の晩に友人から聞いたサイトをいろいろ調べてみるつもりだったがマンガを読むだけでほとんっ時間がなくなり、少ししか調べられなかった。

6時過ぎに地元に着いたが4号車近くの階段が工事で閉鎖されていて返って遠くなってしまったのは失敗だったが、この時間ならまだ店もいろいろ開いていて、職場の駐車場で車に乗ってノジマ電気に行った。SoundCoreのイヤホンを買いに行ったのだが思ったのがなかったので結局Amazonで注文したが、まあ仕方がない。西友で夕食を買って帰宅し、家に帰ってご飯を仕掛け、7時のニュースで政治情勢を見た後、ご飯が炊けるまで言われたサイトを見て登録などしたりしていた。

いろいろやっているうちに眠気が最大になり、10時前に就寝。今朝の起床は5時前だった。

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