夜中にうっかりウェブでマンガ/化学工業は利益率の高い知識集約産業
2月24日(木)晴れ
昨日は祝日だったのでなんとなくのんびりした気分もあったのだが、つい夜の12時過ぎにDモーニングとジャンププラスの木曜日版を見てしまい、寝るのが遅れた上に目が冴えてしまってうまく寝付けなかった。またこの寒いのに近くの猫が盛りだしていて、夜中に結構うるさいので寝付きがいっそう悪くなった。今朝の最低気温はマイナス9.1度。この寒さで発情期というのはどうなってるのかと思うが、そういうのは気温の変化よりも日の長さとかそういうものと関係あるのかもしれない。研究はあると思うが特に調べる気にもならないんだが。
というわけで今朝は眠い、というか目の疲れが残っている。目が疲れていると肩に力が入ってしまうし全体的に休まらない。昨夜はほんと出来心だったな。気をつけよう。
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「資本主義の新しい形」3-2-5 脱炭素化と産業構造の転換 を読んでいる。まず炭素生産性(生み出された付加価値をCO2排出量で割ったもの)という点で各産業を評価し、「電気機械器具製造業」「金属製品製造業」が高く鉄鋼・石油石炭製品製造が低いので、後者から前者のような産業にシフトすべき、という提案がなされている。
またこの指標を横軸に業種別の利益率を縦軸にしたグラフを書き、製造業全体の平均を原点として四つの証言に分けてみると、輸送用機械器具製造業と金属製品製造業が両者とも高い第一象限にいて、化学工業が炭素生産性は低いが利益率が高い第二象限に、食料品製造業や繊維工業は炭素生産性は平均以上だが利益率が低い第四象限にいる。石油石炭製品製造業やパルプ・紙・紙加工品製造業はどちらも低い第3象限ということになる。
これは2014年のことなので、1990年から通時的に見ると一貫して高い化学工業、最近高くなった(ないしは持ち直した)ものが輸送用機械と金属製品、比較的ずっと高いのが食料品ということになり、自動車などはイメージしやすいが化学工業が「成績がいい」のは私には目から鱗のところはあった。
ただ、この統計には「石油・石炭製品製造」という化学工業のメインだと自分が意識していたものが別統計になっているので以下はググって調べてみたことなのだけど、企業名を調べてみると、化学工業の売上高の上位5社が三菱ケミカル・住友化学・富士フィルムHD・旭化成・信越化学に、営業利益の上位5社が信越化学・旭化成・富士フィルムHD・花王・住友化学になっている。
主力製品を見てみるとアクリル樹脂・とその原料MNA・光ファイバー・炭素繊維・産業ガス(酸素ガス・窒素ガスなど)・光学部品・MMAポリマー(フラットディスプレイ用)・塩化ビニル樹脂・シリコンウェハー・アペル(スマホ用カメラレンズ原料)・メガネレンズモノマーなどがあり、かなり知識集約的な製品が多いことも目を開かされた。確かにこういう製品を作っていたら利益率は高いと思う。実際、売上高の7%が研究開発に当てられており、従業員の1割以上が研究者だということで、実際にそうだということがわかった。
少し調べてみてこの分野にはかなり興味が湧いてきたので、また時間のある時にもっと勉強してみようと思った。
脱炭素化については自分自身はそんなに関心があるわけではないのでこの辺りは飛ばそうかと思っていたのだけど、やはりちゃんと読むことによって発見はあるのだなと思った。