手汗
さて
君は今日の振る舞いを後悔しなくてはいけないね
本当はそれがふんわりとした不安なんかじゃなく
どうしても避けられない運命などでもなく
実際に面倒なことになるかもと分かっていて、でも「可能性」でしかないと高をくくっていたね
君あれだよ
そういうこと続けてると3年後くらいに市役所の手続きで失敗する奴だぞ
5年後くらいには会社で大ポカかまして社内で干される奴だぞ
そういう失敗は高校生で卒業しておくもんだぞ
としたところで、もうしょうがない
謝ったところで何も変わらない
待っているのは結果だけだ。結果とあと信頼、イメージ
謝るのは「いい子」になることで自分への被害を減らすためだ
あーでもまじでよりによってこのタイミングか
昨日だったらよかったのに明日だったらよかったのに
この焦りと苦しみをあの何も考えてなかった休日に送れないだろうか
神様どうか、今日だけ世界の法則を変えてくれないだろうか
今だけ、一度だけでいい
時を飛ばす能力か過去に戻れる能力か他人と入れ替わる能力か
あぁくそ、そこで泣いている赤子なんてなんも考えてないんだろうな
いいなぁ、俺にちょっとだけその時間をわけてくれないか
もうだめだ。もう動かないといけない時間だ
妄想から現実にかえらなくちゃいけない
ほんともう、まじなんでこんなことになっちゃったんだか。
あの時あんなこと言ってなきゃなぁ、あんな選択してなかったらなぁ
あぁ、もうまじほんとさいあくだわ
どうしようもないんだ、ほんと今何考えてても変わんないんだから
しょうがないんだからとりあえず今やれることやんなきゃ
とはいえなぁ、ほんと自分に嫌気がさすわほんと
あーあ
―――電池残量19%
今も緩やかに減少しています―――
おわりに
stand.fmを22時ちょうどから始められる"かも"しれないが、始められたとしていつまで放送が続けられるか僕にも分からないんだ。
つばめ