トレーダー必見!なぜ失敗から学ぶのが難しいのか?オーストリッチ効果の影響とは
皆さんこんにちは!
「何事も失敗から学べ」とは歴史を振り返ってもよく言われてきたものです。
プロアスリートの多くは、成功体験よりも挫折から立ち上がった経験が何倍も重要だと話していたり、ビジネスにおいても成功した新規事業は数々の失敗を繰り返してきたからこそ辿り着いた。と話す経営者がいたりしますよね。
プロトレーダーも最初は失敗の連続で資金を溶かし、何度もやめようと思った人は多く見受けられます。
失敗から学ぶことは多くの人が頭で理解している内容ですが、皆さん本当に失敗から学べていますか?なんとなく見て見ぬふりしてませんか?
そこに向き合うことなくまた翌日からトレードをしてみたり、気づけば同じ失敗ばかり繰り返していたり。
実はここには人間心理が働いているのをご存知でしょうか。
今日はこの心理を紐解き、失敗を糧にしていく方法をお伝えします。
オーストリッチ効果が成長を妨げる
オーストリッチ、別名ダチョウ効果というものがあります。
これは都合の悪い状況に遭遇すると、それを存在しないものとみなして避ける行為です。
※ダチョウは敵に襲われそうになると砂に顔を突っ込んで見なかったことにするという俗説
人間は、都合の悪いことが起こったときに、「嫌だ」と思ったり、思い悩んだりするのではなく、その嫌なできごと自体をなかったものとして扱う傾向があるのです。
ここで人間の3大特性も紹介しておきましょう。
・飽きる
・忘れる
・楽したがる
です。
皆さんはデフォルトでこの3大特性をお持ちで、その他に3大欲求があるのです。(睡眠欲、性欲、食欲)
どうですか?トレードでうまくいかなかったらそのトレードを忘れようと努力していませんか?
うまくいかないトレードが続くと自分には合わないと決めつけて飽きて別のものに目がいったり、自分でやりたくないからといって自動売買を検索してみたり。
※自動売買を否定しているつもりはなく、私自身は自分で決断したいタイプなので無縁なだけです。
と、まぁとにかく3大特性が搭載されている以上は、この特性に逆らう行為が重要になります。
だから明確な目標を持ちなさいとか、モチベーションを保つ努力をしましょうとかいう話になるわけですね。
話を戻しますと、このオーストリッチ効果によって損失トレードをなかったものにしているケースがあります。
つまり人間はそもそも失敗とは向き合いたくない生き物。うまくいったトレードは更なる検証をするのに損失トレードは正直見たくないのです。
なぜなら自分の失敗を認めないといけないから。
なぜ失敗を認めるのが嫌なのかは、単純に自分が傷つきたくないからの一言に尽きます。
損失を極端に恐れているトレーダーや、失敗を認めたくない人はトレードで勝ち続けることはできません。
トレーダーは利益よりも損失に対しての捉え方を重要視することが大切。
損失を経費と捉えるか、相対取引であるため相手へのギフトと捉えるか、または勉強代と捉えるか、は人それぞれですが自分自身が納得できる捉え方をしていきましょう。
これから損失に対してどのような解釈をするのか?を一度考えてみてはいかがでしょう。
ここで間違えてはいけないのは、解釈は何通りもありますが、事実はいつも一つです。
マイナスになったという事実は変えられないですが、あなた自身の解釈は変えられるということです。
では、今日も前進あれ!