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2024年スワローズのオフ…方向性を示すことが出来なければ準備はかなわない

プロ野球とアマチュアでは指導者の口にする「育てる」の意味が違う。
ベイスターズ、スワローズでそれぞれ現役引退をした西浦直亨、山崎晃大朗に続いて、OBでBD埼玉ヒートベアーズコーチを務めた佐藤由規、ジャイアンツ、バファローズ、イーグルスのOBで今季まで富山GRNサンダーバーズ監督だった吉岡雄二、ジャイアンツOBで栃木ゴールデンブレーブスの監督だった寺内崇幸と相次いで来季からスワローズのコーチに就任することが発表された。
独立リーグで指導者経験のあるコーチは増えている。
その能力について語ることはない。
ただCSに出場する権利を早々と失ったチームとしては、新規コーチを招聘しても配置が発表されないというのは、球団フロントの来季復権するための一丸ムードを感じることはできない。
逆にここでも何度か書いてきたように、コーチ招聘に苦労していることがうかがえる。
しかしこれは今に始まったことではない。
昨年、今季と2年連続で下位に沈んだだけでなく、連覇の時ですら感じられたチームの進むべき道のプランを首脳陣が共有できているとは思えない場面が何度も見られた。
フロント、一軍、二軍の現場それぞれがバラバラに動いているように思えてしまうのだ。
そんな状態では、個の力があったとしても長いシーズンを勝ち抜いていくのは難しいのではないだろうか?

<分業制と共有を揃えなければ…>

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