アプローチシューズの話
クライミングと登山を両方されている方なら、もうアプローチシューズとは何かと言う説明はいらないでしょう。
長くクライミングを続けていたら雪山以外は全てアプローチシューズになってしまいました。クライミングシューズ、ロープの次に一番お金をかけているギアかも知れません。今日は他のメーカーもありますが、スポルティバに絞って話をしようと思います。
LA SPORTIVA(スポルティバ)はハードな遠征用登山シューズからクライミングシューズ、トレイルランニングやアプローチ、さらには日常生活に馴染むシューズまで、数多くのシーンに対応するラインナップを展開する、イタリアの名門シューズメーカーです。
☆La Sportiva Hyper GTX 【日本未発売】
TXシリーズの先駆けとなった幻のシューズ、つま先にクライミングゾーンを取り入れた。こればっかり履いていたので、ソールがなくなって張替え、かなり靴がへたっていたので固めのM社のソールを選択(ソールの写真参照)~これが失敗でドライならそこそこだけどウエットは全然ダメ、結局この靴は2軍落ちとなった。近郊のハイキングに使用中~
靴の詳細は不明
☆La Sportiva TX4 GTX
定評あるTX4のゴアテックスモデル。TXシリーズのほぼ完成形。後述のガイドと共につま先のクライミングゾーンがしっかりと岩を捉え、小さいスタンスにも立てるので易しいマルチピッチならクライミングシューズはいらないぐらいだ。
アッパー スエードレザー+1.5㎜PUテックプロテクトラバーランド
ライニング GORE-TEX
ソール Vibram社製 メガグリップ
重さ(1/2ペア)約410g
☆La Sportiva TXガイド GTX
アプローチシューズとトレイルランシューズのハイブリッド、TXシリーズの中で一番細目だけど、柔らかいアッパーのせいでそんなに気にならない。
クッション性高く、タイトなフィット感で最高のエッジング性能を引き出している。岩に山に現在一番お気に入りの本気シューズだ。
アッパー 高強度メッシュ+マイクロファイバー+TPUランド
ライニング ノンスリップブレサブルメッシュ
ソール Vibram社製 イドロ(トウ)+メガ(ヒール)
重さ(1/2ペア)約350g
☆La Sportiva TX5 GTX
アプローチシューズではなくトランゴシリーズの血統を受け継ぐテクニカルシューズ、ハイカットだけど足首の柔軟性が高く、悪場の安心感はTXの名前が伊達ではないことを証明している。
ローカットも履いてみたけど、靴の重さを感じて僕には合わなかった。
アッパー ヌバックレザー
ライニング GORE-TEX® エクステンデッド コンフォート
ソール Vibram® MEGAGRIP
ミッドソール INJECTED
インソール /ラストボードOrtholite® Hybrid MOUNTAIN HIKING
重さ(1/2ペア)約530g
結論
アプローチシューズという商品名でもクライミングシューズをしっかり作っているメーカー以外はあまり期待しない方がいいかも知れない。
例えソールにV社のロゴが入っていても、最新のソールと同じゴムが使われているとは限らないからだ。(あくまでも個人の感想です)