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セミナー講師になる方法、講師を続ける方法(準備編)

セミナーの成功とは「お客様に満足してもらえること」です。講師が話したいことをすべて話せたとしても、お客様が「つまらなかった」「損した」と思うようなら、ビジネスとしては失敗です。

準備の準備編で考えた「講師自身が話したいこと」を、講師のものだけでなく、講師とお客様が共有する何かに置き換えていきましょう。

なお、私の記事において「セミナー」とは「お客様が実践できる、具体的なノウハウを伝えるもの」という意味で使います。「いい話を聞きました」「感動しました」だけで終わるのではなく、お客様が今日、明日から実践できる何かを持ち帰ってもらえるものとします。

どのような人に向けたセミナーを開くか?

あなたが話したい内容は、どのような人に役立つものでしょうか?

たとえば、私が開いている「ライターになるには?」セミナーは

◆文章を書く仕事に就くための具体的な方法が知りたい人

◆在宅ワークや副業、起業に興味があるものの、何から手をつけていいかわからない人

◆原稿の相場や業界の常識などをほとんど知らない初心者

◆ライターの取引先とはどのような企業や人なのか想像もつかない人

……このほかにも、年齢や家庭環境、収入、趣味、現在の職業、ライターになって目指したいことなど、細かく絞り込みを行っています。お客様の顔が見えそうなほど、細かく客層を設定することで、「どのようなことを話せば、役に立つか」が、より分かりやすくなるのです。

話題の絞り込みと構成を考えながら「あなたが想定するお客様は、何曜日の何時に、どのような会場になら来てもらえるか?」を検討していきます。

セミナー会場のイメージを膨らませる

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