見出し画像

【客寄せ】路上で100人集めるための集客の教科書

//随時追加していくため、Twitterでの告知を待っていただければ🤹‍♂️
↓Twitterはこちら↓


僕の人生初の路上パフォーマンスで足を止めてくれたのは3人。そのうち2人は友達でした。いまだに忘れられない経験です。
初めて路上でパフォーマンスをやりきったという達成感もすごくありましたが、同時に道ゆく人の足を止められなかった無力感も強く味わいました。

その後、東京から沖縄まで色々な路上パフォーマーを観に行き試行錯誤を繰り返して2年をかけて安定して100人を集客して路上パフォーマンスができるようになりました。

そのノウハウをまとめたものがこの記事になります。
この記事を読んで、これから路上で何かを始めようとしている人、路上をしている人が「もっと楽に客寄せできる」ようになればこれほど嬉しいことはありません😌

■この記事を読んでできるようになること
①路上でパフォーマンスをする際に最初の0→20人を集客できる。
②20→100人に増やすためのお客さんのコントロールができる。

ここで①と②を分けているのは、100人を集める上での0→20人と20→100人で必要な技術が違うからです。
よく0から1を作るのが難しいといいますがそれと同じ理由ですね。20人を100人にするより、0人を20人にする方が圧倒的に難しい。

■対象の読者
・これから路上で何かを始めようとしている全ての人。
・路上をしているが客寄せがうまくいかず悩んでいる人。
自分の経験が元になっているためジャグリングを用いた大道芸をメインで書いていきますが、マジックやダンス、歌などを路上で人を集めたい人全般で使える技術です。

■目次
第1章:路上で集客できる人とできない人の違いはスキルじゃなくて◯◯◯。
第2章:「ちっこいピエロ チエロ」がやっていた実際に100人集めた方法
第3章:お客さんをこうコントロールすれば人数が20→100人になる。
第4章:まとめ

第1章:路上で集客できる人とできない人の違いはスキルじゃなくて◯◯◯。

皆さんは集客できる人とできない人の違いってなんだと思いますか?ジャグリングやマジック、ダンス、歌のスキルが高ければ人って勝手に集まってくるんでしょうか。
結論から言うと集客できる人とできない人の違いは「期待値」の有無です。

確かにパフォーマンス全体としてみたときにジャグリングやマジック自体のスキルはめちゃめちゃ大事です。
(集客したとしても、パフォーマンスがつまらなければ投げ銭やチップは入らないですからね・・・。)

ただし、路上を歩いている人たちはそのパフォーマーがどれほどのスキルや技術を持っているかなんてわかりません
そのためその人のスキルの有無を理由に足を止めてくれることはないんです。
(イベント会場であればチラシやビラなどでお客さんは僕らが何をどれほどできる人なのか知って観にきますが、路上だとそれがありません。)

この「期待値」について第1章では詳しく説明していきます。

期待値をもっと具体的にいうなれば「この人は何かやらかしてくれそう!」というワクワクする気持ちです。
たくさんの路上パフォーマーをみる中で気づいたことは、客寄せが上手い人たちはショーの準備の段階(道具を置いたり照明を準備したり着替えたり・・・)で、すでに人が集まっています。

これは、準備段階で道ゆく人に期待を持たせているために起こる現象です。

では、この期待値を相手に与えるためには何をすればよいのでしょうか?
1つの答えは「お客さんにとって理解できないことを真剣にやること」です。

人の期待はある種の恐怖を元に生み出すことができます。

人は自分の理解の外にあるものを見た時に恐怖を感じつつも目を向けます。
つまり、人の足を止めるためには相手の理解の外にある行動をすることが必要になるんです。

なぜその行動をしているのか?
今この人は何を真剣にやっているのか?
という「なぜ?」を相手の頭の中に植え付けることで人の足は止まっていきます。

逆に1番やってはいけないことは
ジャグリングなどのお客さんから明確に「すごい!」と思われてしまうものです。

僕も最初、人の足を止めるためにボールを5こ投げたり水晶を浮かせたりと見栄えがいいことを客寄せでたくさんやってました。
(お客さんの足を止めたいがために、見栄えのいい技をやって気をひきたくなる気持ちはとてもわかります。)

確かにそういった技をすることで一瞬は足を止めてくれます。
しかし、その技が終わった瞬間にお客さんの期待値は満たされてしまうのでそのまま立ち去ってしまうことを何度も経験しました。

お客さんにとってすごいことを最初にしてしまうと、その現象が終わった瞬間にそれ以上の「なぜ?」は生まれず、満足してしまうためです。

つまり、期待を持たせつつ かつパフォーマンスの最後以外でその気持ちを満たさないことが客寄せにとって何より大切になります。
そういった期待を生む「お客さんにとって理解できないが真剣にやれること」の具体例については第2章でさらに細かく書いていきます。😌

第2章:「ちっこいピエロ チエロ」がやっていた実際に100人集めた方法

さて、1章では人の足が止まる「期待値」について説明しました。
ここからは具体的な方法を自分の経験談を元に話していきます。

キーワードは「認知→集中→参加」です。

自分がやっていた「お客さんにとって理解できないこと」はこの3つ。

①空から地上に伸びている糸を探す
 →空間を広く使うことで多くの人に認知されるため
②ボールを1mmのズレなく白線に並べる
 →細かい動きで人の意識を集中させるため
③足を止めている人の後ろの人を見つめる
 →傍観者から参加者へとポジションを動かすため

①は帽子を目深にかぶり、お客さんから視線を悟られないようにして空を見上げて空から降ってくる糸を探していました。
それを自分がパフォーマンスすると決めた空間の四隅から繰り返します。

人は人の視線の先を意識するようにできています。

そんな人の心理をから、パフォーマンスをする空間の隅から空を見上げることでその視線の先に何があるのかを意識させるとともに、その空間で理解できない何かが起きていることを多くの人に認知させます。

これを真剣に2-3分で行うことで5-10人ほどの人の足を止めることができます。
自分はさらに、糸が実際にあるかのように手を動かすなどしてその空間に何かが本当に存在するような動きをしていました。

②はボールを白線にズレなく並べる作業です。
ジャグリング用のボール3つをパフォーマンスを行う正面に並べていく作業ですが、地面にしゃがみこんで1つ1つを1mmもずれないように真剣に配置していました。

ここで意識していたことは、できるだけ細かい動きをすることです、
地面での作業を行うことで遠巻きに見ている人を近くに引き寄せることができます。

③は立ち止まってくれているお客さんを自分のテリトリーに巻き込むために行います。
立ち止まりこちらを向いている人の背後に視線を移すことで、自分が立っている場所まではパフォーマーから見える範囲であることを改めて意識させ、傍観者から参加者へとお客さんの気持ちを変えることができます。

このように①②③を行うことで認知→集中→参加へという導線を作りお客さんを増やすことが可能です。

この時に絶対にしてはいけないことはお客さんと目を合わせること。
立ち止まっている人は理解できないものを安全圏から観ていたい気持ちが強いため「参加」になる前に目を合わせてしまうと逃げていきます。

ここまでが僕が実際に行っていた客寄せの方法です🤹‍♂️

第3章:お客さんをこうコントロールすれば人数が20→100人になる。

さて3章では認知→集中→参加によって集まった20人を100人にする方法です。
結論から話すと「集まった人を整列させる」ことが答えになります。

人はすでに集まっている人の背後に集まっていきます。
つまり、すでに集まっている人をできる限り近くに綺麗に並んで観ていただくことができれば20人の人たちの背後に100人の人が集まってきます。

僕は20人が集まったタイミングでロープをひき、近く理由を作ってあげていました。

この画像の前列で座っている人たちは最初の20人です。
この人たちを最初にロープに来てもらうことで、その背後に多くの人が増え、100人となりました。

また、この写真だと見えませんが僕の背後にも多くの人が集まっています。
その人たちは自分の視界に入っておらずコントロールが難しくなるため、可能な限り正面に移動してもらうよう案内することも重要になります。

また、路上で100人を集める上で「通路を塞がないこと」は皆さん忘れがちですが大切なことです。
人数が増えるほどに点字ブロックや歩道の導線を防ぐ可能性は高くなるため、自分もお客さんも楽しくパフォーマンスを行うために立ち見のお客さんの位置は常に気にしましょう。
(道を塞いでいて通報された場合に警察もきますし・・・笑)

第4章:まとめ

1章では「期待値」についてお話をしました。
2章では「認知→集中→参加」の3ステップで集客する具体例について。
3章では0→1でなく1→100にする方法とその際に注意すること。

それぞれお話ししましたが、最後に一番大切なことを。
人を集めるためのマインドとしてもっとも大切なことは「自分なら100人集められる」という自信です。

その自信を自分が本気で信じることによって指先に力が宿ります。
そういった自信の一助にこの記事がなれば嬉しく思います😌

質問や感想はTwitterへお待ちしています😊

↓チエロのTwitterはこちら↓


いいなと思ったら応援しよう!

チエロ@生成AIに超詳しいコーチング
サポートありがとうございます。嬉しいです。