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認知科学に裏付けられたコーチングとは?
2022年4月からコーチングスクールに通い、プロコーチを目指して絶賛勉強中です。
人が持っている可能性や情熱を解き放ち、自身の人生を開花させていくお手伝いをして、活き活きと生きている人が沢山いる社会にしたい、そのような社会を次世代につなぎたいという想いが学びのスタート地点です。
そのためにどんなコーチングを学ぼうか?と思っていたところ、「これだ!」という出会いをしました。
私が学んでいるコーチングの概要を簡単にご紹介します。
「認知科学に裏付けられた」とは?
多くのコーチングは、カウンセリング理論を基盤にしていますが、私が学んでいるコーチングは、その系譜にありません。
ルー・タイスが編み出したコーチングの考え方に基づいています。
このコーチングは、認知科学で理論的に裏付けられていることが特徴です。
コーチの役割は何か?
コーチは先生やコンサルタントではないので、何かを教えることはしません。
クライアントが本音でやりたい挑戦を実現するため、適切にマインドが使えるようゴールまでのプロセスに介入します。
もう少し具体的かつ専門用語を使うと、現状の外側にゴール設定を行い、クライアントのエフィカシーを高めるとともに、現状のマインド=脳と心の働きやモノの見方を書き換えていくことによってゴールを達成をサポートします。
…専門用語だらけで「なんのこっちゃ?」と頭にはてなが浮かんでいるかと思いますので、中心的な概念をご紹介します。
中心的な概念
5つの概念をご紹介します。
それぞれのエッセンスはこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1655724492048-kRLzCRQTDl.png?width=1200)
①現状の外側にゴール設定
「現状の外側」にゴールを「設定」することが最大のポイントです!
すなわち、現状の延長線上にはないゴールを設定します。
※ゴールという時は、すべて現状の外のゴールを指します
そのため、人生を変えるような大きな挑戦がゴールになります。
ゴール設定できるとどんな感覚かというと。。
現時点では達成するためのお金も、技術も、人脈も…あらゆるリソースがないので、「うぇっ、本当にできるのかな!?いや、自分には無理じゃ、、(ごにょごにょ)」と不安が頭をもたげて心がとってもざわつきます(笑)
でも、だからこそ、そのゴールに強く臨場感を持つことができると、そのゴールを達成しようとしてクリエイティビティが最も高まるのです!
ではクリエイティビティがどうやって高まるのか?というと、無意識の力を使います。
強く臨場感を持てたら、あとは無意識の力を信じて待つのです。
そんな方法でうまく行くの?と思った方。
③~⑤でどうやって無意識の力を使うかご紹介します。
ちなみに、「現状の延長線上にない」はどれくらいのレベル感かというと、銀行に勤める平社員が「頭取になるぞ!」と決めても、実は現状の延長線上のゴールです。
なぜなら、銀行に勤め続ければ、キャリアパスとして現在の延長線上に存在しうるからです。
なお、ゴール設定は何度やり直してもOKです。
ちょっと違うな、と思ったらどんどん変えていきます。
また、ゴールは沢山あったほうがいいのですが、これは少し意外かもしれません。
沢山ある方が、よりクリエイティビティが高まるのです。面白いですよね。
②エフィカシー
ゴールを達成できる!と自己評価できる力のことです。
過去~現在の自分がどうであるかは一切関係ありません。現状の外側にあるゴールを達成しようとしているのですから。
ゴール達成において、エフィカシーが非常に重要な役割を果たします。
①でゴール設定できた時の感覚を書きましたが、不安で心がざわついて「できないかも」と思ってしまったとき、エフィカシーが低くて自分がゴール達成できると思えなかったら、現状のほうが臨場感が高いので、現状に引っ張られてしまいます。
すると、現状の外側にあるゴールには行けなくなってしまうのです。
起業家は、エフィカシーが高いので、傍から見ると一見無謀にも思えるビジョンを実現させていくのです。
③スコトーマとRAS
人の脳は、知覚するすべての情報を処理していると負荷が高すぎてパンクしてしまうので、重要な情報以外は無視してしまいます。
このように無視することをスコトーマと言います。
RASは、Reticular Activating Systemの略で、自分が重要だと思う情報(①価値があると思っているもの・重要視しているもの、②脅威を与えるもの)だけを集めて、認識することです。
スコトーマとRASはコインの裏表の関係です。
例えば、私は車に興味がありません。免許すら持っていません(笑)
そのため、街ゆく車は目に映っているものの、事故に遭わないていどに注意するだけで、車種などは一切目に入ってこず、私にとってスコトーマでした。
ですが、車に関するプロジェクトに参画してから、急に車種やブランドが目に飛び込んでくるようになりました。
これは、私の中で重要性が変わり、RASが発火したために起きたのです。
皆さんも、似たようなご経験があるのではないでしょうか?
それは、皆さんの認知において重要性が変化し、無意識に集める情報が変わったために起きたのです。
この無意識における変化が、ゴールを達成しようとするクリエイティビティを高めます。
④コンフォートゾーン
人は、いつもと同じ日常、仲間、風景にほっとします。
このような慣れ親しんだ快適な環境がコンフォートゾーンであり、現状維持しようとする働きがあります。ホメオスタシスとも呼ばれます。
体でも同様の働きがあり、例えば、人はどんなに外気温が暑かろうが寒かろうが、平熱は36度前後で、一定の温度を保とうとします。
平熱と同じで、コンフォートゾーンも1つだけしか取れません。
したがって、現状の外に行くためにはコンフォートゾーンをずらす必要があります。
しかし、慣れ親しんだ環境から離れると、人は不安に襲われて元に戻ろうとします。その力は、外気温に関わらず平熱を36度に保つのと同様、とても強力です。
この戻ろうとする強烈な力にどうしたら打ち勝てるのでしょう?
より臨場感の高い方にコンフォートゾーンはずれます。
そのため、コーチはクライアントのコンフォートゾーンがゴール側にずれるようにマインドに働きかけます。
こうしてコンフォートゾーンがずれることによって、自分自身のパフォーマンスが変わります。
⑤セルフトーク
無意識に行っている自分に対して語りかけている言葉です。
なんと、1日に3万~5万回もセルフトークを発しているそうです。
言葉は映像を生みます。
映像は人に様々な感情をもたらします。
その感情が自己イメージを形成し、コンフォートゾーンを決めています。
ゴールの臨場感の高さはセルフトークの回数で決まるため、現状の外側にコンフォートゾーンをずらした状態を維持するために、セルフトークの力を使います。
最後に
自分の力を信じることは、時に難しいことがあります。私にもあります。
でもそうやって自分で自分の限界を決めることはもったいないことです。
このコーチングの祖である、ルー・タイスの言葉をぜひご紹介したいと思います。
刑務所で30年過ごしてきた自分を想像してみてください。30年経った時、誰かがやってきてこう言います。「ところで、君は刑務所にいる必要はなかったんだ。君は自分で自分を拘束したんだ。自分自身の判事と陪審員になることを選び、自分で不幸になる判決を下したのさ。…(中略)独房の鍵はいつも君のポケットの中にあった。いつでもドアの鍵を開けて、自由になることができたのに」
(中略)つまり、私が言いたいのはこの言葉なのです。
「見てごらん、鍵は君のポケットの中にあるよ。君はただドアの鍵を開けて、自由になればいいんだ」
あなたも鍵を開けて、自由になりませんか?
私自身、学び始めて、人生に弾みがついて加速度を上げて展開していく感覚があります。
これから自分にどんなことが起きていくのか、とても楽しみです!
とはいえ、コンフォートゾーンの揺り戻しがある日もありますが(笑)、そんな日は「私らしくないな~」とセルフトークをかけて軌道修正をしています。
このコーチングを受けて、もっと人生で様々な挑戦をしたいと思われたら、ぜひご連絡ください。
お申し込みフォーム
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