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中根千枝教授の『適応の条件』を読んだ。
最初の章は、体験談や聞いた談として、説得力がありましたが、2つ目の章は、比較文化みたいなものを狙ったのでしょうが、あまり説得的ではありませんでした。『タテ社会の人間関係』の続編として、読んだのですが、それの答えとは、あまりなっていない本だと思いました。最初の章は、外務省の影を感じる本だと思います。最初の章を読んで、日本って、そんなに悪くはないとも思える本でした。日本の良いところを満喫して過ごせばいいんだと思いました。たとえば、「経済パフォーマンス」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」に着目した、日本の世界的な競争力番付では、35位だそうで、アジア諸国にも負けています。そういうところでは、うまく立ち回って、満喫していけばいいわけです。競争力番付で、悪いところでは、生活しないで、競争力番付で、良いところで、生活していけばいいわけです。
中根千枝教授は、社会学に属する大学教授だと思うんですけど、単なる体験談が多いですよね。日本ばかりで生きてる人には、参考になる話だとは思います。アメブロでも、以下の書評を書いているので、ご高覧ください。
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