【社会人経験者】論文試験が苦手な人のためのアドバイス4選
「論文試験が苦手なんですよね。」
という相談を受けることが、よくあります。
そのたびに、
「それはそうだよなあ。」
と心の中で思っています。
なぜかというと、
学校で論文試験の答案の書き方を習ってこなかったにもかかわらず、
試験で相当の分量の論文を書かなければならないからです。
習ったことがないものを社会人になってから身に付けるのは、
結構ハードなことだと考えているからです。
本稿では、そんな論文試験が苦手な人向けのアドバイスを整理してみました。
①基礎の徹底反復をしましょう
模範答案の形式面、答案構成、書き方、それこそ主語から述語まで、徹底的にマネすることから始めましょう。
模範答案で使えると思った表現は、
何度も復唱して、覚えてしまいましょう。
表現を暗記することで、試験で使える武器を装備することができます。
身に付けるべきは、上手い文章を書くことではなく、
論文試験に合格するための考え方&テクニックです。
目的に向かった最短距離を突っ走りましょう。
②減点されない文章を書けるようになりましょう
誤字脱字、主語と述語のずれなどの受験生がしがちなミスをしないようにかけるようになりましょう。こちらも練習あるのみです。
練習する中で、自分がしやすいミスを把握しましょう。
そして、一文ずつ読み返しなて書くなどの工夫をして、試験に臨みましょう。
③できれば週に1回、実際に答案を書く練習をしましょう
アウトプット不足の受験生が結構います。
試験までに答案を書いたことがない、という方も時々います。
試験本番では手書きですが、
アウトプットの練習は、パソコンを使って書き上げても大丈夫です。
パソコンを使えば、時短になりますし、文字の入れ替えがすぐにできて便利です。
毎回手書きをしていると、腱鞘炎になるリスクがありますし、
モチベーションダウンにつながるリスクもあります。
手書きの練習は、試験前に1~2回試しておけば十分です。
アウトプットの量を重ねることで、質が上がっていくことを実感できることでしょう。
④試験本番で準備していないテーマが出題されても書けるように準備しましょう
模範答案を丸暗記して試験本番に臨んで、
準備していないテーマが出題されて、
ほとんど書けず、文字数不足になってしまった…
という受験生が毎年います。
本当にもったいないことだと思います。
試験は年1回しか行われないからです。
大事なことは、出題テーマが準備していたテーマと違っている場合に、どう対応するか、です。
「試験には、知っている問題と知らない問題が両方出る。
だから、知らない問題にどう答えるかを準備しておこう。」
という受験業界の至言があります。
(伊藤塾の伊藤塾長の教えように記憶しています。違っていたらすみません)
準備していないテーマが出題された場合に、どのように対応するか、という点について、意識して対策できている受験生は、それほど多くないように感じています。
ですから、この点について、きちんと準備することで他の受験生との差別化を図ることができて、高い評価を得られるようになります。
以上、論文試験が苦手な人のためのアドバイス4選を解説してきました。
論文試験は順位に直結する重要な試験です。
アドバイスが役に立って、論文の苦手意識がなくなることを願っております。
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