特別区経験者の合格体験記㉒(論文が苦手で1200字も書けません。どうすれば文字数を確保できますか)
特別区経験者は毎年、同じようなテーマが繰り返し出題されます。
そのことを過去問対策で把握することが肝要です。
そうすると、事前準備を活用することができますので、
政策課題式論文も、職務経験論文も、1500字程度を無理なく書くことができます。
また、試験本番で書くための前提として、
10分当たりで何文字書けるかを実際に書いて把握しておきましょう。
書くスピードには個人差があります。
ですので、必ず実際に書いて試してみる必要があります。
また、試験後半は書くスピードが落ちる点を忘れてはいけません。
<文字数の目安(例)>
・問題意識(背景等)400字
・課題400字(課題毎に200字)
・解決策600字(課題毎に300字)
・結論+決意表明100字
※課題と解決策を3つ書く場合は、文字数を3分割して考えるとよいでしょう。
<論文90分間の流れ>
①15分~20分 答案構成
※構成の各フェーズ(背景、課題、方策)に落とし込む
※問題の問題意識に真摯に向かい合った答えになっているかを検証
→なぜ、その問題が出題されたか、出題意図を踏まえ、
望ましい回答を探る、
安易な「べき論」に逃げず、
行政の担当者として実効性のある方策を提示
②60分 書く
③10分 振り返り→適宜修正
※各段落レベルで、不自然な文章になっていないかを確認することが望ましい。
→主語と述語が対応していない、一読して意味が通らないなど
以下の教材を用いて、徹底的に形式にこだわって、問題提起、課題、解決策をそれぞれの内容が対応するように準備していました。特に課題と解決策は1対1で対応するように気をつけていました。
「昇任試験 合格論文の絶対ルール」地方公務員論文研究会
※クルセダーズの講師も、この本は使い方が適切ならば特別区経験者に最適な本だと話していましたので、あえて紹介させていただきますw
事前の過去問を使った参考答案作りの際に、
答案構成して、構成のどの部分に何文字書くかを把握する訓練をしていました。
そのおかげか、試験本番でも、それほど大きく崩れることはありませんでした。
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