特別区経験者の合格体験記㉓(面接試験では、どのようなことが聞かれましたか?)
とにかく深堀りしてくるのが特別区経験者面接の特徴です。
また、退職したい理由は必ず聞かれます。
面接官は経験値が高い区の管理職クラスが担当しています。
これまで培ってきた社会人としての自分を審査してもらう、
くらいの意気込みで受験すればよいと思います。
面接官は3名。特別区人事委員会、志望する区の管理職。
深堀りの質問は各人から行われます。
試験本番では、面接官から、
携わりたい職務の理由に関する深堀りと、
過去の職歴や今の仕事をやめたい理由、
なぜ特別区なのか、
志望する区をどのような判断で選んだのかなどを聞かれました。
また、採用後にやめないかを気にしている様子でした。
在職中だったため、本当に退職する気があるかを確認したかったのだと思います。
準備しておいた方がよいこととして、
できる限り正直に回答することができるように、
携わりたい職務の説明をする際、なぜ退職してまで特別区で働きたいのかについても触れる形で準備しておくと良いと思います。
基礎自治体でできることは、どこの自治体でも大差ないと思います。
特別区は、東京都との関係で、通常の市役所と異なる側面があります。
(水道事業など、都が担当する事業は行わない)
携わりたい職務については、その様な特徴を持つ特別区できるこそできることがあるという姿勢で答えられるように準備すると良いでしょう。
私は他の自治体よりも住民と近い立場で業務に携われると説明していました。
また、
志望理由について、
なぜ特別区か、なぜその区を志望するのか、どのような基準で働く職場や場所を選んでいるのかなど、自分なりの価値判断を面接官にわかりやすく伝えられたことが良かったと思います。
面接官は、とにかく回答を深堀り(なぜ、なぜ、なぜ)してきます。
粘り強く、かつ、一貫性のある回答をするためには事前準備が重要です。
事前にノートに更問を書き出して、イメトレや模擬面接で実践しておきましょう。