【特別区経験者】一次試験の順番変更に対する一考察
令和5年度の特別区経験者採用試験で、一つの変化がありました。
それは、一次試験の順番が変更された、ということです。
実は、以前から予告なく変更されることがありました。
初めてではないのです。
直近では、令和4年度まで、
職務経験論文 ⇒ 教養試験 ⇒ 政策課題論文
の順番で実施されていました。
ところが、令和5年度は、
職務経験論文 ⇒ 政策課題論文 ⇒ 教養試験
の順番で実施されました。
多くの受験生が受験当日に驚いたことと思います。
ただ、条件は同じですので、致し方ないところでした。
この変化が継続するかどうかは、現時点では不明です。
3年程度継続して、また変更する可能性もありますし、
来年度に元に戻す可能性も排除しきれません。
受験に関する仕組みは結構フレキシブルに変更されるものだからです。
以上を踏まえ、受験生はどのように準備すればよいのでしょうか?
答えはシンプルです。
ずばり、両方の可能性を想定して準備することです。
最初に職務経験論文が行われることは共通しているので、
その後に政策課題論文を書くか、教養試験を解く練習をすればいいのです。
特に確認しておいた方がいいのは、
論文2本を書いたあとに、
どのくらい択一試験を解くための集中力、体力が残っているか、
という点です。
1日に論文2本を書くのは、非常にハードです。
終わった後は、頭はへろへろで、身体に異変(肩こりなど)が生じている可能性があります。
そのような厳しい状態でも、教養試験を解けるように準備しておく必要がある、ということです。
日頃から論文を書いた後に、数的処理を解いてみる、文章理解を解いてみるといった形で、少しずつ慣れをつくっていきましょう。
大事なことは、試験当日に焦ったり、混乱したりしないことです。
選考案内に書いていないことは変更される可能性があります。
多少の変更を気にしないで、余裕をもって受験に望みましょう。