社会人経験者受験生が知っておくべき2種類の論文添削サービス【特別区経験者・社会人経験者全般】

今回は、全ての社会人経験者受験生が知っておくべき、
2種類の論文添削サービスを解説していきます。

社会人経験者に確実に合格するためには、
公務員試験向けの論文添削サービスを利用することが必要です。

たまに利用しないで合格する受験生もいますが、
そのような方は、
論文試験向けのトレーニングや業務経験を積んできた猛者ですから、
通常の受験生にあてはまるのは無理があります。

さて、
論文添削サービスに2種類のタイプがあることをご存じでしょうか?
予備校では、論文添削という一括りにして、タイプ分けについて説明していないところが多いです。

1つは、「実力確認タイプ」です。
(原則として)制限時間内に解いた答案を添削してもらうものです。
その時点の実力を把握することが目的です。
添削での改善アドバイスを受けて、次の答案を作成する、という流れで利用します。基本的に、やりとりは1回で終わります。

なお、実力判定という観点からは、制限時間内に書くのが原則です。
しかし、受験当初は、制限時間(試験時間)内に書き切ることが難しいことが多いです。
このような場合は、時間制限をつけないで最後まで書いてみるのも良いでしょう。


もう1つは、「模範答案完成タイプ」です。

こちらのタイプは、実際の試験における合格レベルを把握することを目的として、模範答案を作成するまでの一体的なサービスを受けるものです。

流れとしては、参考書等を確認しながら、Word等で模範答案を作成します。そして、その答案の添削を受けて、ブラッシュアップのための改善アドバイスや加筆修正をもらう、というものです。

こちらは、模範答案作成のブラッシュアップに必要な範囲で、2回以上のやりとりを行うのが一般的です。

なお、「実力確認タイプ」と「模範答案完成タイプ」を一体として提供している場合もあります。

どちらのタイプかによって受けられるサービスは異なりますから、どこまでが添削サービスの範囲に含まれているかを確認するようにしましょう。

以上、今回は、論文添削の分類をあまり意識しないで利用している方が多いので、説明してみました。

実際の添削サービスでは、上記を一体として提供している場合もありますし、分けて提供している場合もありますが、そこで最も異なるのは、料金設定です。

手間がかかる分、「実力確認タイプ」よりも、「模範答案完成タイプ」の方が料金が高く設定されることになります。修正対応等は添削者の属人的な力量に負うところが大きいため、その分、価格に付加されているからです。

ここで注意していただきたいのは、
サービス内容が「実力確認タイプ」でありながら、
料金が「模範答案完成タイプ」の場合です。

大変に残念なことですが、業界の悪しき慣習だと言えるでしょう。

論文添削サービスの提供者が増加しているからこそ、
利用者が賢くなって、見抜いていくことが重要と考えています。

「単に添削するだけなのに、こんなに高いの?」
と思ったら、本記事を参考にしてご検討いただければ幸いです。

※また、「模範答案完成タイプ」における添削者の実力不足、という由々しき問題もありますが、こればかりは利用してみないと分からないので、予防するのは難しいところです。。。

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