特別区経験者の合格体験記⑯(予備校に通うお金や時間が厳しく独学で受験する予定です。独学者の合格のためのポイントを教えてください。
過去に公務員試験の受験経験がある方は独学でも十分に対策可能だと思います。
試験の内容やスケジュール感に慣れているので、対策を組みやすいからです。
過去の受験経験を生かして、択一の勘を取り戻すこと、論文対策に力点を置いた対策を行うことがポイントだと思います。
未経験の方でも、過去に大学入試や難関国家資格を本格的に勉強して受験した方は、同様に対策をスタートすればよいと思います。
ただし、気を付けるべきことがあります。
それは、学生時代と比べて、社会人は時間ない、ということです。
特に、結婚していたり、子どもがいたりする場合、
試験の勉強時間を確保するのも一苦労です。
配偶者がいる場合、
人生を歩むパートナーとして、
採用までの試験の流れや試験制度、採用後の待遇等について丁寧に説明して、
受験することの同意を得ることから始めることが重要だと思います。
特に、特別区の特徴である志望先の3つの区のどこに採用されるかが試験合格後に決まるという点は、初めて聞く人はすんなりイメージできないようです。
合格後に話が違ったと言われて受験がおしゃかになる前に、
折りをみて、何度か説明して理解を得ておいた方がいいかもしれません。
直前期や論文対策などは相応の学習時間が必要です。
家事や育児にかけられる時間が、受験しない場合に比べて、減ってしまうことは間違いありません。
特に、試験日は試験会場への移動を含めて1日単位で拘束されますし、試験終了後は疲労困憊、場合によっては体調不良にもなります。
自身の経験からも、
家族の理解を得ておくことは非常に重要だと思います。
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