予備校を利用しない独学の社会人受験生が、受験生活で気をつけること5選
今回は、予備校を利用しないと決めた社会人受験生が、
受験生活で気をつけること5選を解説していきます。
①メンタルヘルス(ストレス対策)
最も重要なことは、メンタルを安定させることです。
受験生活は、受験以前の生活に比べて、
非常に強いストレス負荷を与えます。
仕事や家事・育児が忙しくて受験勉強の時間がとれない…
勉強しているが理解できない…
なかなか暗記できない…
思った通りのスケジュールで進まない…
このような状況が常に発生するのが受験生活です。
勉強が進んでいるときも、本当にこれでいいのだろうか?
このまま勉強して合格できるのだろうか?
と不安やストレスから逃れることが難しい状況が続きます。
受験生活は、早い人は4~6か月程度ですが、
なかなか合格できずに3年以上、長期にわたり受験する方も決して珍しくありません。
だからこそ、自分にとって有効なメンタルヘルスケアを把握した上で、
受験生活を始めてください。
趣味の時間でも、運動でも、ゲームでも、何でもよいです。
例えば、1日1時間勉強したら、10分間ゲームしていい、
なんて形で、ルール化して取り組んでいくと良いでしょう。
社会人受験生は、決して根をつめてはいけません。
間違いなく、仕事や家庭などに悪影響を与えることになってしまうからです。
②適度な運動
①にも書きましたが、特に、運動が重要になります。
なぜなら、勉強している時間は机に座っているからです。
移動中に動画で覚えるといった方もいるでしょうが、
同じ姿勢を続けて、目などに負担をかけている点では同じようなものです。
勉強で凝り固まった筋肉や筋を伸ばすことが、
継続して学習するためのポイントです。
少しでもいいので、全身を動かしましょう。
早歩き、ジョギング、ストレッチetc
なお、筋トレもよいですが、
筋トレで、どこかを痛めると勉強に差し障りがあるので、
無理のない範囲で行うようにしましょう。
③無理のない学習スケジュール
「無理のない」がポイントです。
特に、スケジュールを立てるときに、最大値でスケジュールを組むタイプの方は気をつけましょう。
社会人の生活が予想通りにいかないのは、ご存じの通りです。
立てた学習スケジュールが崩れること以上に、
自分で立てた目標、すなわち、自分との約束を破ってしまうことで、
メンタルダウンしてしまうことが問題です。
段々と、約束を守れない自分がイヤになってきてしまうのです。
最低限のラインを設定しておき、
余裕がある日は、追加的に勉強する、といった工夫をしておくと良いでしょう。
また、毎日勉強する計画を立てる方もいますが、
こちらも勉強できない日が生じた場合の悪影響を考えると、
あまりオススメできません。
できれば、週に1回「予備日」を設定するなどして、
クッションタイムを挟むように計画することをオススメしています。
※「予備日」は、勉強を入れないで、その週に終わらなかった分を終わらせたり、復習にあてたりする日のことです。自分がモチベーションが下がりやすい曜日を選んで予備日にするのもよいでしょう。
④積極的な情報収集
予備校を利用しない場合、不足するのが「受験に関する情報」です。
試験対策から志望先のことまで、自力で調べる必要があります。
とはいえ、以前に比べると、
社会人経験者試験向けの情報も増えてきました。
YouTube、ネット情報や書籍を活用することにより、
十分に補うことが可能です。
ちなみに、特別区経験者向けのオススメは、某G塾の情報です。
大手予備校のご出身ということもあり、受験に使いやすい形で提供しており、参考になります。
せっかく受験に関する情報を手広く公開してくれている状況ですので、ありがたく全面的に活用してしまいましょう。
また、公務員試験対策全般(主に大卒程度)の情報として、
エクシアの寺本先生や吉田先生の動画も参考になります。
※誤解の無いように注記しますと、各講師のご見解が当方の見解と異なる場合は随所にあります。おおむね方向性は同じことが多いですが、受験指導には何を重視するかによって多少のバリエーションがある、というようにご理解いただければと思います。大事なことは、活用できるものは活用する、という姿勢で、貪欲に情報収集し、吟味することです。
⑤合格後と不合格後の両方を想定する
合格した場合は志望先で働くことを想定すれば良いので、
ポイントは、「不合格の場合」です。
いつまで受験を続けるのか
(受験をやめる期限をどう設定するか)
次年度に向けて、どのような対策をするのか
などを考えておく必要があります。
社会人経験者試験は、大卒程度と異なり、
採用人数が少なく、受験倍率が数十倍が珍しくないため、
併願していても、どこも同じ状況で、
最終合格・採用に至ることが難しい試験です。
最終合格しても、順位によって採用されない、
ということが珍しくありません。
それくらいシビアな世界に身を投じる以上、
どこまでリスクを負うのか、ということを考えておく必要があるのです。
社会人として生きていく以上、合格というハッピーなことだけでなく、
不合格という望まない事態が生じた場合にどう対応するのか、
を考えることがリスクヘッジになります。
以上、予備校を利用しない社会人受験生が、受験生活で気をつけること5選を解説してきました。
悔いの無い受験生活を送るための一助になれば幸いです。
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