9月25日(水) F 1-3 E 鍵谷引退試合
鍵谷→金村→河野
今季限りで引退する北海道出身(七飯町)の鍵谷の引退試合となった。
鍵谷はファイターズでは、地元北海道出身ということで球団の顔として使われることも多かったが、ジャイアンツへトレードされ、昨年オフにジャイアンツから戦力外通告を受け、今季はファイターズと育成契約を結んだ。
夏に育成から支配下登録となったが、ファームでもあまり登板機会のないまま引退となり、ファーム・鎌ケ谷での最終戦でもセレモニー的なことは行われた。
が、なにしろ北海道出身なので、やっぱり一軍でも引退試合をということなのだろう。今日は予告先発が鍵谷だった。
2位が確定していない状況で、ファームでも23イニングしか投げていない投手の引退としては、十分な対応だったと思う。
鍵谷は1回表に打者二人を打ち取って降板。
新庄監督が自ら花束を持ってマウンドへ行き、スタメン野手も全員マウンドへ集まり、鍵谷の降板を見送り、両軍ベンチも拍手で送るなんてシーンが、試合開始早々に行われた。
そこから登板した金村はリズムをつかめなかった。金村には気の毒な登板だったと思う。
引退試合の当の投手が降りた後、とはいえまだ1回表だし、最初に対するのがいきなりクリーンアップだし、バッターはエスコンで打ちまくっている辰己だし。
辰己にフォアボールの後、浅村にヒットを打たれ、安田に3ランホームランを浴びてしまった。
金村の乱調というより、イベント企画を優先してしまった結果、という気がしてならない。ここらへんが、野手出身の監督だからなのかなぁと思うけど、だからこそピッチングコーチがいるわけで、なんでこんなことになるのかなぁと、ちょっと納得がいかない。決して、鍵谷の引退試合を貶すわけではなく、もうちょっと試合に影響が少ない形で演出できなかったのかと、これもタラレバかもしれないけど。ただ、鍵谷の引退試合なのに、負けてしまったのが残念なのだ。
金村はその後、回を追うごとに落ち着いてきて、その後は無失点だったし、だからこそ初回のあっという間の3失点が痛かった。
ファイターズの1点は郡司のソロホームラン。
試合後のセレモニーでは、イーグルスの則本と浅村が最後まで残って見届けてくれた。2人とも鍵谷と同じ年齢だからというのもあるだろうが、ありがとうございました。
9回裏に則本が登板した時は、2点差だしワンチャンあるかなと期待したが(則本はなぜかファイターズ戦だけ防御率がものすごく悪い)、今日の則本は打てなかった。鍵谷と同じ年齢なのに、投手陣の柱の則本や、クリーンアップを打っている浅村はすごいなぁとあらためて思った。
などと、イーグルスに感心している場合ではなく、やっぱりイーグルス戦に苦戦しがちのファイターズである。CS2位を決めたとしても、CSの相手がイーグルスだったら、ヤバい気がする。
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