人間・太宰治
今期アニメ『異世界失格』始まりましたね。
こちら、漫画を読んだ知り合いに面白かった!と言われたので見ました。
いやあ、なかなかいいですね……
センセー役の神谷さんが、あのお声でけだるそうに台詞を吐くのを見ると、なんだかすごく良い気分になってきてしまいますね……笑
でも、実際のところ、太宰ってそんなに人生を儚んでいたのかな?なんて私自身は思うところもあります。
確かに、何度か心中を試み、そして実際それがきっかけで亡くなってしまった。
暗く悲しい話を書く時もある。
でも、彼の著作には、くすりと笑えるもの、元気が出るものもあります。
今日はそんな一作『畜犬談』をご紹介しましょう。
”私は、犬については自信がある”から始まるこの一作。
どういう自信かというと……必ず噛まれるという自信。
いや、好かれるとかじゃないんかい……
とにかく、犬に怯える「私」。
でも、ある日、犬恐怖症の彼のあとをついてくる子犬がいて、とうとう飼うことに……
犬と「私」はどう付き合うのか?
こちら、青空文庫にも載っています。
読んでみてください。
人って、ときどき不安定になる時、ありますよね。
テンションが上がっている時もあれば、自分は駄目かもしれない……と思う時。
陽気に話し、笑っている人が、実は、橋のうえから飛び降りようかと思いつめる時があったかもしれません。
太宰も、きっと、その感情の波に一時的に飲まれちゃったのではないかなぁ……なんて、私は思います。
ですが、奥さんや子供、付き合わされる人の身にもなって欲しかったですね笑
まあ、そこも含めて、彼の魅力かも?
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