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息子の美術系高校受験 ~美術系高校を受験するということ~

美術系高校に進学するということ

美術系高校に進学すると決める前に、もう一度考えてみてください。
美術を志すということは素晴らしいことだと思います。
しかし、高校から美術一本に絞る必要はありません。
進路が狭まる可能性があるからです。
美術予備校でもアドバイスをいただきましたが、普通科高校から美大への進学は十分可能です。逆に美術系高校から一般大学への進学は難易度が上がるそうです。
何故なら、美術系高校では実習の時間が多いために普通科高校で学ぶ教科が必要最低限しかありません。
美大受験に必要な教科も限られているからです。
それ故に美術系高校から一般大学を受験する際には学校で習っていない勉強を一からする必要があるからです。
また、美術系高校から就職という選択肢は難しいです。そうなると必然的に美術系高校からは美大や専門学校への進学がメインとなります。
進学がメインになるならば選択肢が多いに越したことはありません。

絶対に美術の道に進みたいという強い希望があれば、美術系高校は非常に有益で楽しい学校生活を送れる場所です。
実習の授業は時間がいくらあっても足りないと感じるくらいだそうです。
同じクラスの生徒は全員「美術が好きな生徒」です。
趣味も話も合う仲間との時間は毎日を豊かにしてくれるでしょう。
教員も美術のエキスパートです。作品に的確なアドバイスをくれますし、美大受験時にはポートフォリオの作成にも協力してくれるでしょう。
文化祭に行ってみてください。
自由で趣向を凝らした出店や展示があるはずです。
ものづくりが大好きな生徒たちが楽しんで作っています。

親からすれば楽しい学校生活のために子供の進路を狭めるのは不安かもしれませんから親子でよく話し合って進路を決めると良いでしょう。
しかし、一番大切なのは当事者である子供の希望だということを忘れてはいけません。彼らの人生の選択なのですから。

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